ようやく参院選も終わり普段の静かな日常が戻ってきたと思いきや民主大敗をメディアが連日のように取り上げ報道している。

今回の参院選での民主の敗北、そして自民・みんなの党の躍進。

当然の結果だろうとぼくは考える。

思い起こせば先の衆院選、民主政権に対して国民はものすごい期待感を抱いていた。

しかし、政権与党となった同党がなかなか期待にこたえてくれないというジレンマは大きく、時間の経過とともに

「どうせ出来ない、なにも変わらない」という意識を芽生えさせてきたのだとぼくは思う。

今回の民主党の敗因を菅首相の消費税発言と報じるメディアが多いが、ぼくはあえて反論したい。

「日本国民そんなにバカじゃないですよ」と。

消費税増税の必要性は国民も十分理解しているはずである。

ぼくは、政治に対して全くの素人だが民主政権のやっていること考えていることは何か違うんじゃないかと首をかしげることが多かったような気がする。

たとえば、事業仕訳。

公費の無駄を省いて国の借金返済にあてる。

これは、当然のことだし絶対にやらなければならないことだと思う。

しかし、この事業仕訳によって削られた公共事業等の影響により日本経済はどのように推移しているのだろう。

首都圏にいるとあまり気にならない公共事業投資、産業のない地方においては重要な役割を担っているのだということも頭に置いてほしいと思う。

そのような観点からも見ていくと日銀がもっと経済をコントロールしていけば現在の借金に関しても減らしていくことが可能であるだろうし経済の活性化にも通じるのではないだろうか。

地方の中小零細企業が元気が無ければ日本経済の発展もないとぼくは常々考えている。

菅首相の最近の発言の中に「消費税増税分を福祉等に充てそこから雇用を生み出(創出)す」というものがあったと記憶している。

そのようは政治主導の経済や雇用がいつまで続けられるのだろうか。

なんとなく、民主党政治というのは外見だけ飾って中身に欠ける政策が多いような気がしてしまう。

もちろん、簡単には答えの出るような問題などないと思う。

はっきり言って日本の優秀な頭脳が集結している国会の場でもっと多面的にとらえた議論を交わしてほしいものである。

勝手なことを書いていますが、民主も自民もその他の政党の方たちにも頑張ってもらいこの日本を良くしてもらいたいと願っております。