1.「杏っ子」 室生犀星著 を読む 

この本を読んだきっかけは、昨年の12月、NHKラジオで室生犀星の話を聞いていて、
あの有名な「ふるさとは遠きにありておもうもの・・・」という詩の作者であると知ったから。

そして、室生犀星の作品を何か読みたくなって、まずこの「杏っ子」を選んだ次第である。
文学は、推理小説と違って、どうも読み進まない。もう1ヶ月半もたつというのにまだ3分の1程度。
なかなか頭に入らず、同じところを何度も読み返す。あまりにも抑揚のない文章である。

今のところ、これといって記憶に残る場面はないが、ただひとつ印象的な言葉があった。それは、

「女の人というものは、裸になってお湯にはいることは勿論だが、別の意味で、着物でない着物を一枚着て、お湯に入るような気が、いつも平四郎に感じられた。男に見せないための、こころ構えのうすいきものが、その眼配りのあいだに着ているようであった。だから裸体にはなっているものの、外から考えると、きちんと、うすものを着ていて、そのため滅多にほんものの裸体を見せないものである。。それほど大事なものなのだ。」(「杏っ子」第4章『家』'うすもの' 新潮文庫)

2.「世界の名言100選」(PHP文庫) 1 ヘラクレイトスの言葉
3.「原文対照 古典のことば」岩波文庫
   これは名言集であるが、原文と出典とが明記されており、類書にない便利さである。 

3.「旧約聖書」 ヨブ記

   これは上記の「古典のことば」に真っ先に選ばれていたことばが、「ヨブ記」からだったので、原典を読み始めた次第。
   


「人を卑しく扱えば、それが自分で高くなるように心得ておる者もある。
して、世間ではこれを淡泊と誤解している。
しかし、淡泊というのは色気なく、さっぱりとした、心の性質で、その心をもって人に交われば、動作がおのずから一定の秩序礼節にかなう。
礼節を欠いたのは淡泊でない。粗野である。その間には大差がある。
自重ある者は、人をも重んじて礼儀正しくするものである。」

                 新渡戸稲造 「修養」 第1章3 青年の第三の特性
読んだ本から気に入った言葉や為になる言葉・文を記事にしていきます。

今日の学習は「1日1題 30日完成 古文入門(高校初級用)」第1日 文語文の特徴

古文を初歩から学ぼうと思って、本日手に入れた学習書。


「国語の学習では、江戸時代以前の文を『古文』とよぶ。」

「古文を読むためには、文語文を習得しなければならない。」

今日の読書

「こころ」 夏目漱石 新潮文庫 下 先生と遺書 29章~48章

「辞書で読むドイツ語」 牧野紀之著 鶏鳴双書4 

まえがき
第1章 声を出して読む 第1節 音読の練習 その1

「ここのやり方は、文を読む時の最も大切なことだけ(主として名詞と動詞)を練習してマスターし、あとのことは文を読みながら、出てきたときに理解していくという方法です。」

「文法をひととおり全部系統的に教えるという従来のやり方では、文を読むときの重要な所と重要でない所との区別も不明確で、勉強がしにくいと考えられるからです。」

これは全くその通りだと思う。原書で読みたいと思って、語学の参考書をまず勉強しようとするのだが、文法の説明ばかりが延々と解説されていて、うんざりしてしまう。結局、原書を読むことをあきらめてしまう。まず、その言語の基本構文(まず主語と述語をみつけること)を知れば、あとは辞書で単語の訳を調べながら読める。参考書は文字通り参考にするだけですむと思うのだが・・・。