今日・明日は所用で京都に通っている。

行きも帰りも　いつもの京都への道。

帰り道　横に信号待ちでバスがとまっていた。

あのバスに乗っているひとは皆　機嫌よく家路についているのだろうか？

「あぁ今日も仕事が疲れた。明日もやべぇなぁ」って言ってるんだろうか。

今の自分の人生にとっては　どうでもいいハナシだが

かつての自分は　そうだった。

「今から会社に連れていかれる電車という名の護送車、いや棺桶か。」

ちゃんとした会社員生活はほぼ３年ももたなかった。

どうしたら　毎日毎日　継続して仕事を楽しむことができるのか

その仕事の「中身の充実」環境とか、ひととか、できあがる物事とか・・

それはおそらく目に見える世界のハナシではないのだろう。

「それをするために生まれてきているか。本当にそれなのか。。」

まだうまく言葉にあらわせない事だけれど　なんとなくそういう感じ。

自分自身　なにかから逃れるためにコーヒー豆屋をはじめたわけじゃない。

これをしよう　これがしたい　熱中できそうだ　そういう意識で店を開けた。

いままでの店１０年７カ月、面白くない！店やめたい！なんてことは

当たり前なんだけれど　１度たりとも感じたことがない。

でもそれは　コーヒー豆屋をしているから　そうなのか

そうでないなにか根拠があるから　そう思っていられるのか

そこの軸の位置の違いをなんとなく考えるようになった。

じゃあ自分は何するために今の地球に生まれてきたんだろう。

もっと、コーヒー豆屋を続けるとしたって　それを通じてできること

あるいは　コーヒー豆屋という武器をもってして作れる可能性や余白に

自分が一番まだ気付けていないように思う。

過去への憤り　未来へのおそれ　いったん置いといて・・。

時折過去の自分をこのブログ内でも晒してきているけど

それはどこかのタイミングで区切りをつけて終わりにすることにする。

本を書いた時か、、あるいは、、忘れちゃいたくなった時か。。

結局　過去・現在・未来　をいちいち今遺す理由はそれほどなくて

今の自分がどう思うか・どう生きたいかに　もっと焦点をあてたいと

なにか心の奥底でグツグツ煮えはじめたのに気付いたからかもしれない。

もうあまり、これからのことも過度に考えない方がいい。

循環バスに乗っていれば　あるいは　大阪環状線に乗っていれば

延々と同じ輪の中でぐるぐると移動し続けているだけで

乗ってる電車が行き先表示を変えるか車庫入りしない限りは

行き先を通り越したって、ちゃんといずれ着くようになっている。

それもなんだか　人生の縮図のようなものなのかもしれない。

何度も何度も似たような壁やトラブルが目の前にやってきたとき

「あぁまた同じ過ちを繰り返しているじゃないか」と

自分を責めたことがあるひとも少なくはないと思う。

それは結局　いつまでも環状線に乗り続けているからだろう。

神戸方面、奈良方面、和歌山方面にもいつだって乗り換えできるのに

結局「いつもの電車にいつもの時間にいつもの駅から駅へ」乗り続けている。

いやなことがあったとき　またこんなことになった　と

過去と照らし合わせて落ち込んでも　解決しないことが沢山残されていく。

そしてまた何年　何十年先で　同じいやなことが目の前にやってくる。

環状線からいつまでも外れていけないのだ。

奈良行き、京都行き、神戸行きが停まってる駅もあるし、それが見えてる。

なのに。

自分もそうだった。　したいことがわからなかった。

良い日になればいいな～！なんて思いながら通勤したこともない。

毎日ずーっと「なんかオモロイことないかな」「宝くじあたらんかな」

そういうタイプの思考で居続ける。　ラッキーを待ちわびていた。

そういう人に、くる？　くるはずがないと思う。

幸いなことに店をはじめてから環境は変わったし　自分も変われた

なんならまだまだ変わりたい　進化成長を止めたくないと思っている。

それは自分の人生に没頭していきたいからでもあれば

なんのために生きてるのかをもっと明確に見出したくなったからでもある。

もっとコーヒーに打ち込むことで見いだせることも必ずあるわけで。

仕事をしたくないなんて思ったことはないとは前述の通りなんだけど

本当に、誰かのことを思って働くという状況と環境が楽しくて楽しくて。

だから。。　できることなら　働き方や自分の在り方もやり方も

さっさと次の次元、もっと先々の自分のことを見据えた今を生きたい。

そろそろ　生駒のちょっとだけ名のしれたコーヒー豆屋　という枠から

脱してみたい　という気持ちになりつつある。

決してこの仕事をしなくなるという訳じゃなくて。（笑）

続けますよ安心してください（笑）

もっと自分の役目をコーヒー屋を通じて　果たしきりたい　という

感覚が近いのかもしれない。　そしてそれを、心底から楽しみたい。

そしたらもっと違う自分の魅力も、発掘できるかも。

-----------

依存や執着は　するのもされるのも嫌いだ。

なのに自分はいつもなにかに依存し続けていた。

過去だったり、あるいは未来だったり、人物事の環境だったり。

そういや以前あるひとに言われた

「今の技術に不満や危機感をもってるひとが作るコーヒーより

　今の自分にも満足できてるひとが作るコーヒーが飲みたい。」って。

本当にその通りだよなって思った。強く。

ストイックに自分の技術に疑いや不満を抱えさせ続けて

こんなもんじゃない！と言い続けてく事もそれは大切かもしれないが

「自信をもつ」という概念ならば、それは雑音かもしれない。

まず「満ち足りてる」前提での、でなければ疑いも幸に転じない、というか。。

そういう過去を生き続けてこれていたなら

いまどれほどもっと楽しく働けていただろうかと思う。

だから今からでも遅くはない　今にまず満足できている自分になり

今に今を生きて　それを積み重ねていけたら理想的だ。

今日、ふと立ち寄ったお店のひとがとてもキラキラしていた。

なんでだろう？自分の眼にそう見えただけなのか

本当にそのひとが輝いていたのか。　明日も時間あったら寄ってみよう。

明日も定刻通りに荷物が届くと思い込んでるひとばっかりの世の中。

頼ってばかりじゃだめかもしれない。

頼りがいのあるひとには　ついすがってしまうものだけれど

それで自分が得るものは　多分さほど輝いちゃいない。

時折　頼られることが自分もある。

頼りがいがあると思ってもらえることは嬉しいけど

まだそこまでの域には　達してないということは自分が一番知ってる。

NOと言えないだけだからだ。請けたとて、モヤモヤが残るだけ。

今だって沢山の人から色んなことを頼って下さってて。

感謝もしてる当然。ありがとうございますでしかない。嬉しい。

でも　もっと自分に力がついて、影響されずに引き上げれる自分になったら

そのタイミングがきたら　もっとしっかり頼ってほしいなと今は思っている。

ちょっとだけ　疲れてしまっている。　自分の「中のひと」が。

今は誰の助けもあまり必要としていない。今それは逆効果。

決意決断じゃなくて、なりのままの自分の成長を見届けようと思う。

自分にしかわからない　「準備」　が整ってきているから。

もうすこしだけ　しっかりした軸と芯をもつ人間になろう。

いまできること　いましたいこと。　

過去や未来ではなく　

いま　に集中していこうと思っている。

同じミスを繰り返していたり

同じことで人に叱られていたら

それはきっと　大ヒントなんでしょうね。

僕はもう人に叱られる機会が減りすぎて

逆にそれが怖いんですけどね。（苦笑）

まっだまだ人生長いです。　学び続けます。

次のことを考えよう