独り言が多い珈琲焙煎士のダイヤリー

独り言が多い珈琲焙煎士のダイヤリー

流行りの珈琲に左右されない味を貫く珈琲焙煎士

僕はただひたすらに「おいしい」を届けたいだけ。
自分を磨き続け、澄んだ世界で創る最高の一杯を。

例えば週末のある日

 

ちょっと 疲れたー暑ぃ~~ って感じのお客さんが入ってきてくれて

 

自分はいつも通り「どちらから来てくださったんですか~」と聞いたり

 

なんでもない話をしてたら気付いたら1時間も2時間も経ってて、帰り際、

 

「こんなに長い間喋っちゃうとは思わなかった」(ただの時間つぶしのつもりだった)

 

みたいなことを言われることも多いんです。

 

 

自分を棚に上げてるわけじゃないけど その

 

「その辺にある喫茶店にちょっと寄った」 ということが

 

ただの「その辺の喫茶店に寄った経験」で終わらなかったという

 

想定外の事態に本人がえらく驚いている様子がとても興味深くて。

 

 

僕がついつい喋りすぎてしまったり

 

気が合うとお互いノッてきちゃうからなんでしょうけど(笑)

 

 

ちょくちょくそういう 偶発的なんだけど なんかすげえ面白かったw 的なことを

 

楽しめるひとであることって 人生を面白く生きる上ですごく良いなと思ってて。

 

 

自分も知らない街で 急に「ここ何のお店だ?」と興味が湧いたら入っちゃうし

 

買う買わないは別として そこで「まあいっか」をしないことだけでも

 

結構その1日で得られた体感することの数が増えるわけだから

 

例えばその次の日に店で話す話題だったり「この店よかったですわー!」って

 

通じ合えそうなお客さんにお薦めしたり、する種になるわけです。

 

 

 

昨日お友達のお店で食べたホットサンド。おいしかったー。

 

ドレッシングどうやって作ってんのか。何が入ってるのか・・

バルサミコ・・・バルサ・・・バ・・・なんやろ。。。

 

 

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お客さんを選ぶ なんて言い方はとても烏滸がましいことだし

 

そこまで自分が選べるほどの人間だとは思っちゃいません。

 

 

でも、選ばずとも 自分の望むお店と、集う人・店に引き寄せられる人 を

 

時間かけてカタチに落とし込んでいくことは難しいことじゃないんです。

 

何年もかかる可能性はあるけど。すぐできるひともいるかもしれないし。

 

 

そもそもが性善説的な考えかもしれないけど どんなお客さんだって

 

なんかしら もたらしてくれること ってのがあるんだろうと思っていれば

 

一件「やなやつ」だとしても、すごく学ぶ意味での意味合いが強いひとだったりもします。

 

悪い人! と思っちゃったら、もう、ずっと悪い人!になっちゃいかねない。

 

 

また逆に、すげーいいお客さん!と初見で思って楽しく談笑してたらレビューサイトで

 

グッサグサ書かれたりほかのお店で悪い噂流されたり(笑)まあありましたよ過去には。

 

 

でも、それはそういうひとが生きていく中で、そうするしかできない何かがあって

 

それで自己肯定感とか満足を得てるのならそのひとが自分の店に与えた役目とか

 

言葉は悪いけど「攻撃対象」としての他店の代わりになれたなら仕方ないかと(笑)

 

 

いや、それはちょっと達観しすぎてるか(笑)

でももうそれぐらい諦めれるし。(笑)

 

 

どう思われるかという他人軸 で自分の店を評価したりは僕自身が一番すべきじゃなくて

 

自分にとってのこのお店が 面白い・やりがいがある・嬉しい・楽しい・大好き に

 

なってることこそ一番いい状態なんだよなーと思うわけですよ。ドリカムに謝れ俺。

 

 

いろんなひと来るけど、どんなひとでもとりあえずは、そのまんまで受け入れてみりゃ

 

まず 足を踏み入れて下さったこと に対するありがとうも増して感じ取れるし

 

その人に対してできそうなこと・してあげられそうなことをずっと考えたりもしたいし

 

それが何の苦にも感じないしで。 キツいなと思ってもそれはそれとして

 

お互いが呼応しなければ、いつまでも続く ってことは無いですからね。

 

そのへん、世界ってうまいことできてるなぁと感じたりもよくします。

 

 

結果的に いいお客さん って、増えていくしかないんです。

 

おそらく、長く続けていればいるほどに。 しらんけど。

 

 

 

誰かにとって 日常生活の中における止まり木のような店で在りたい。

 

最近はそういう感覚を持っています。

 

 

これから自分が商売として展開していく・仕掛けていくことだけではなく

 

あくまでホームとしての喫茶イレブンの在り方の改革は続けていくし

 

もっとコンフォートゾーンだのサードプレイス的な役割としての

 

誰かの止まり木である自分の店で在れたらいいなと思ってます。

 

 

焙煎し続けてるときはぞれこそずーっと焙煎機とにらめっこするけど

 

時間がある時は、なるべくお客さんのことを見て、感じていたいです。

 

 

適当にやってない ということ。

 

どういう接し方をするときであろうと 笑おうが 注意しようが

 

触れずに居るひとも居れば 必要以上の言葉を交わさないひとも居ます。

 

でもその全員に対して 手を抜くこと はしていませんと言い切れます。

 

 

居場所という意味合いでもあれば 話相手ということでもあれば

 

ちょっと相談聴いてよ的な人材としてでもいいし

 

お仕事の真面目なご相談ならそれはそれでちゃんとしますし。

 

 

喫茶店のマスターという概念とはかけ離れたことをしてるんでしょうけど(笑)

 

でもそういう自分の店の今のスタイルが、もっと良くなってけばいいなーって

 

色々と企てながらこれからも楽しんでやっていきます。手を変え品を変え。(笑)

 

場所は・・・まぁ、いずれ。(笑)

 

 

 

カブに乗って、次はどこまで行こうか。

 

 

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来週以降の営業予定は土曜日までにはお知らせ致します。

 

(ちょっと諸々の予定が決定するのが6日になりそうでして...)

 

 

今週土曜日は14時までの営業です。