酒と散歩の日々                                               

 3月の新橋演舞場「流白浪燦星 碧翠の麗城」観劇時に訪れた築地場外のことを書き綴っている。

「きつねや」で煮込みを喰い、波除神社に参拝し、界隈を散歩するというのが私の築地ルーティンである。

 私の築地歴はそう古いものではない。自分のブログをさかのぼってみると、やはり新橋演舞場での観劇(スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピースだった)の際に初めて、築地場外市場へ足を運んでいる。2017年の秋のことだった。というわけで。まだ10年に満たないし、また年一ほどのペースで通っているほどでもない。

 

 その時は、初めての築地でわざわざ寿司=海鮮丼まで喰っている。観光地価格だったよなぁとその時も思い、以来築地では寿司を喰っていない。その頃は、観光客7割の本当の築地利用者3割くらいな感じだっただろうか。観光客向けの店もないわけではなかったが、基本的にはあくまで市場利用者向けの店がほとんどだった気がする。

 その時、築地にある吉野家一号店を見つけ、13時閉店というのを知ってなるほどと思ったのだ。

どうしてもその一号店で喰ってみたくて、翌月だったかな 寄席に行くのにわざわざ回り道をして朝から築地場外市場へ行っている。その時の訪問記がこちら。牛丼大盛り トロだく ねぎだくで注文している(たぶん、他の店ではこういうオーダーはできない)。その店も閉店、というか市場といっしょに豊洲へ行ってしまった。

 

 その後市場の移転の後くらいからかな。インバウンドの客がやたらと増えだし、それに対応する店も多くなっていった。

 

 

 そんな食に関わる方々のサポートをする店は、まだこうやって残っているのが嬉しい。綺麗な包丁。ほしくなっちゃうよね。でも演舞場に持ちこむのも物騒だ。

 

 政治がらみの話を書くのは嫌いだけれども、今回築地へ行ってインバウンドの層が変化しているのを如実に感じた。同じことを2月に行ったアメ横でも感じたが、かの国の客が激減、代わりに欧米からの客が明らかに多くなった。

 

 

 何軒かある玉子焼の店。小皿に盛って、その場で食べさせる流儀は当時からあったが、並んでいるのはそういう方が多い。私が大好きで立ち寄ることの多いおにぎりの「丸豊」のも欧米の方が並んでいて(以前は行列そのものがなかったのだ)驚いた。

 おにぎりや寿司を買って、皆さんのその場で食べるのね。

 

 

 中の小路もこの賑わい。ただ、書いてきているように飛び交く言葉が変わってしまった。前は店の人が中国語で呼び込みをしていたが、現在は英語でやっている。元々場外で店をやられているような道間声のおっさんが、きちんと英語でまくし立てている。この人たちの順応力はすごいな。

 

 

 海産物をその場で喰わせる店。生でだったり焼きだったり、色んなことをやってくれるのかな。

ちょっと足を止めて、見物してみた。

 

 

 タラバガニにイセエビにウニ、ホタテに牡蠣。まぁ、いいお値段だこと。イセエビにLobsterと書き添えてあるところは偉いが、「1本」の「本」とかってそこは漢字。伝わるのかな?