酒と散歩の日々                                               

 最寄り駅はと断る形になるが、京急北久里浜駅から徒歩約15分。平作川沿いの小路にその店はある。

 

 

 その風貌はとてもラーメン屋には見えない。「スカ醤本舗」である。ただし、同じ店主がこの場所で開いた「イツワ製麺所」もまたこのままの店頭であった。いや、「イツワ製麺所」ができた時はこのつるに囲まれた外壁すらなかった(ので、なかなか店であると認識されなかった)。

 この店の店主のラーメン屋歴については、こちらを。

 

 この春開店されて、立て続けに2度訪れた。約2ヶ月を経て、3度目の入店である。

1度目はオーソドックスなオリジナルつけ麺をいただいた。この店のオーソドックスな品というのは、この店にはいくつかのタイプのつけ麺があるため。

2度目はマッシュルーム皿麺。限定の品として、紙に書かれて壁に貼られていた。

 3度目こそはラーメン、好みの塩ラーメンをと意気込んで出かけたのだが、この張り紙を見てまた・・・

 

 

 マッシュルーム皿麺を。その上に書かれている冷やし中華と迷ったんだけどね。あとミニ豚バラ丼。これはこれまでも毎回頼んでいる。

 

 ここでは注文後、呼び出しブザー(フードコートでよく見かけるやつ)を渡されて、それが鳴ったら自分で注文品を取りに行くシステム。水などもセルフサービスなのだ。

 

 

 厨房に面したカウンター。正面がガラス(アクリル?)張りになっていて、店主の樋田さんが調理している様子が観察できる。

この写真で左側の明るいところがテーブル席。透明な屋根板が張られているので、陽光が差し込んでいる。ここも昔は屋根なしだったのだ。

 

 ブザーが鳴って、取りに行った。

 

 

 豚バラ丼は変わらないけれども、マッシュルーム皿麺は大きく変化。

前回のは、ジャンボマッシュルームが薄くスライスされてたっぷりと麺の上にのせられていた。

 

 

 同じたっぷりでも、ブラウンマッシュルーム。切り方も厚め。どちらにしても生のままのが冷たい麺の上にのせられ、そしてオリーブオイルと塩、そして粉チーズがかけられている。

 生のマッシュルームをいただく機会はそれほどない。ただ、野毛の「ビートル」でその不思議な美味さを知った。以来、生のマッシュルームのファンである。

 そいつをたっぷりと堪能できるこの一品。次こそは別の品(塩ラーメンなど 塩つけ麺も好きなのだ)と思いつつ、また壁にこれが書かれていたら注文しない自信はない。

 

 

 そして、対比をなすようにこってりと甘辛く味付けをされた豚バラ丼。ご飯の量は少な目。麺のお供にちょうどいい量。

もちろん美味い。

 さて、次来たときはと、食べながら考えてしまう店なのだ。