流しの失敗とは何なのか~流しのリスク | 社会のマンホール

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コーヒーカラー代表 仲山卯月 兼
恵比寿横丁流し パリなかやま
によるブログ

思うように流しが増えない、
という現実について以前書きました。

その理由を考えてみると
一つに「失敗への不安」がある。
なぜなら
・何があるかわからない
・何を求められるかワカラナイ
そういうただの飲み屋が、流しの職場だから
そこで果たしてちゃんと対応できるのか?という不安があると思います。

漠然としている。不安とは漠然としてるから不安になる。

流しにおいて、失敗とは何だろう?
クレームをもらう?途中で間違える?粗相をする?
いろいろ現場ならではトラブルはあるにせよ、
改めて考えてみると、失敗は一つだ。

・お客さんを満足させられない

これに集約される。

怒らせたり、飽きられたり、色々あるとしても、
つきつめれば、お客が「満足してない」「喜んでない」
ということが問題だ。

これをどう判断するか?
わかりやすいのはお金だ。
満足に応じて人は(懐事情にもよるが)お金を出す。

また、一杯どうぞ、と同席を勧められたりというのも
プライスレスな親愛の印でしょう?
はたまた、涙を流したり、流しの常連さんになってくれたり
何かしら気に入ったところがなければ、そうなりません。
流しにとって喜ばしいサインです。

これ以外の失敗や成功の判断は
当人の勝手な感情の問題でしかありません。
独りよがり!独り相撲!

本人が「上手くやった」や「失敗した」と思う。思っている。それだけだ。
それによって勝手に自信を失ったりを繰り返す(人間だもの)
しかしこれは不毛なこと!





私はあまりに久しぶりのリクエスト曲だと
うっかり出だしから忘れていることがある。
なので、やる前にかなり演奏が怪しいことが分かる場合
お客さんに歌の入りを歌ってもらったりする。

途中、ようやく自分も思い出すが
すっかりお客さんの歌に本腰が入ってきている場合は
そのまま歌ってもらい、ハモリをしたりと臨機応変する。

また途中から忘れて、歌が崩壊してしまう場合もある。

その時は別途、特別なサービスをして埋め合わせる。
なんとか満足してもらうようにする。

つまりこれは失敗ではない!
ただし反省はする。

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2015.07.18 コーヒーカラーワンマンショー

 現プレイヤー達とのステイジも三年目。9割方の曲目を熟すようになり、いよいよ、これからまた新しいものが生まれようとしている予感です。

【日付】2015年7月18日(土)
【会場】渋谷SARAVAH東京 
【時間】18:30開場/19:30開演
【料金】予約3000円/当日3500円
【予約】coffeecolor@live.jpまで

【演奏】
仲山 卯月   【Vo/Gu】
北園 優    【Piano/Cho】
うの しょうじ 【Bass/Cho】
 U     【Drums/Cho】
ジョーダバビロニア【SP GUEST PLAYER】