技術が継承されていって欲しいな。   (#^.^#)
ゆう@子育てパパ


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 高岡市が制作を進めている「平成の御車山(みくるまやま)」の車輪に鉄輪をはめる工程が9日、高岡市伏木古府の黒田鉄工所(黒田義弘代表)で行われた。「焼きばめ」と呼ばれる技術で、高岡地域文化財等修理協会のメンバーを中心とする約20人が、火の粉や水蒸気が上がる中、真っ赤に熱した鉄の輪を木製の車輪に取り付けた。



 平成の御車山は2017年度の完成を目指し、市が県の補助や民間の寄付を受け、約3億円かけて制作している。伝統のものづくり技術を結集して作る山車(やま)で、この日は前輪2輪に鉄輪をはめた。



 伏木曳山(ひきやま)祭で山車を受け継ぐ中町の若手らが協力。直径約1・6メートルの車輪木地より外周がやや小さい鉄の輪を、約800度に熱して膨張させ、木地にはめてから水で一気に冷やして結合させた。車輪は水から引き上げ、木づちで縁をたたいて木地と鉄輪をなじませた。黒田代表(57)は「一発勝負なので気を張る作業だが、順調に仕上がった」と話した。



 今後、漆塗り工程を経て、カタカゴや桜、チョウの文様の飾り金具を取り付け、年度内に完成する見込み。同市守山町で来春に開館する高岡御車山会館で展示する。後輪2輪は来年度制作する。





北日本新聞社