完成したら公開されるのかな?
見てみたいな~。 (#^.^#)
ゆう@子育てパパ

人気ブログランキングへ
見てみたいな~。 (#^.^#)
ゆう@子育てパパ

人気ブログランキングへ
富山市が富山城址公園内の市佐藤記念美術館西側に移築を進めている明治期の茶室「碌々亭(ろくろくてい)」の工事現場が12日、報道陣に公開された。11月末の完成を目指し、熟練の職人たちが繊細な造りの壁や屋根の復元作業に当たっている。
碌々亭は明治時代に岐阜県高山市に建てられ、武者小路千家と表千家の合作として評価が高い。佐藤工業3代目社長の佐藤助九郎が1948年に取得。その後、佐藤工業北陸支店(富山市桜木町)内に移され、2005年に佐藤家が同市に寄贈した。同市から依頼を受けた職藝学院(同市東黒牧・大山)が設計施工し、同学院の上野幸夫教授が監修指導している。
工事は昨年9月に始まった。高岡市の工務店「松匠」(若松聡代表)が、切断されていた柱に部材を継ぎ足し、古図面を基に小屋組みなどを再現した。
左官工事は今年7月下旬に始まり、同市永楽町の左官職人、島田昭作さん(80)らが、竹などを縄で格子状に編む伝統工法の「木舞掻(こまいか)き」で下地を作って土を塗っている。屋根は同市下牧野の板金職人、金谷昭二さん(87)らが担当。幅4センチの茶色いガルバリウム鋼板を敷き並べ、創建当時のこけらぶき風に仕上げるという。
この日は同学院の森本英裕研究助手が進捗(しんちょく)状況などを説明した。森本助手は「碌々亭は繊細で洗練された造り。歴史的な茶室にも引けを取らない」と話した。
県内の茶人でつくる茶室碌々亭移築事業実行委員会(谷野亮爾会長)は、広間などの増築棟を寄贈する。15年度上半期の完成を目指している。
北日本新聞社