きれい~。 (#^.^#)
ゆう@子育てパパ

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黒部市生地の浅野静子さん(74)は、廃材などのおがくずを利用して絵画を描く独自の「おがくずアート」で市美術展入賞を重ねている。身近な風景を題材に、素朴な色合いと立体感のある仕上がりが目を引く。ことしの同展では最優秀賞の市展大賞を目指している。
浅野さんは25年前ほどまで、地元の家具店で職人として20年間働いた。退職後、塗装された木材の多彩な色のおがくずを利用する方法はないかと工場長に相談したところ、絵画制作を勧められ、9年前から挑戦した。
ベニヤ板や半分に切ったふすまの廃材などに水でのばした木工用接着剤を塗り、その上におがくずを置いていく。縦1メートル、横1・3メートルのふすま半分程度のサイズだと、完成まで約3カ月かかるという。
おがくずは一切着色せず、もともとの塗装の色を生かす。最も難しいのは色の調合で、数種類のおがくずを混ぜ合わせ、使いたい色を作る。「自分の感覚で複数の色を配分するため、分量を間違うと最初からやり直し」と話す。
市美術展で市展賞を2回、奨励賞を2回受賞。越中アートフェスタでも数回入選している。浅野さんは「市展大賞が一番の目標。受賞できるよう頑張りたい」と意欲を見せている。
7月15日まで北陸銀行生地出張所に4点を展示している。北日本新聞社後援。
北日本新聞社