いや~ん!!
 名前書きたくなぁ~い! (~_~;)
 
ゆう@子育てパパ


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 あなたの住む地域は記名?それとも無記名? 家庭ごみを出す際、指定のごみ袋に氏名を書くか書かないか、県内の自治体でルールが分かれている。砺波市など県西部の3市は氏名の記入を義務付け、他の市町村でも名字やアパートの部屋番号などを書く独自のルールを設ける自治会も出てきている。マナーを守らない住民に正しい分別を徹底してもらう“切り札”として効果を挙げているが、一方でプライバシーの問題を指摘する声もあり、統一ルールで足並みをそろえるわけにはいかないようだ。(社会部・柳田伍絵)



 家庭ごみは正しく分別されないと回収されず、別の住民が処理し直すケースが多い。県内では砺波、南砺、小矢部の3市が「ごみ出しに各家庭が責任を持つ」という目的で、氏名の記入を義務化している。ごみ袋には氏名を書く欄があり、開始した時期は不明だが、砺波、南砺の両市は遅くとも2004年の合併時には取り組みを始めていた。



■独自の取り組みも

 その他の市町村は氏名の記入を義務付けていないが、新川広域圏の魚津、黒部の両市と入善、朝日両町や氷見市が、指定ごみ袋に町内名や氏名を書く欄を設けている。



 いずれも行政の担当者が、町内名や氏名を書くことを申し合わせている自治会や班などの存在を把握。その一つ、魚津市岡経田にある天王市営住宅のケースでは、市営住宅以外からごみを持ち込まれたり、分別を誤ったごみ袋の取り残しが長年の課題だったことがきっかけとなったという。



 市や管理人らが相談し、昨年6月に可燃ごみ、燃えないごみ両方のごみ袋に、部屋番号を書いてもらうことを決めて徹底を図った。市の担当者によると、この結果、回収されないごみは大幅に減り、住民たちは部屋番号を書かなくても分別を守るようになったという。



■プライバシーの問題

 指定のごみ袋に欄を設けず、記入義務がない場合でも、自治会独自に名前を書くことを取り決めているケースもある。高岡市にある姫野第一自治会は10年ほど前に、ごみ袋に名字を書き込むことを義務化した。開始当初は「自分のごみを他人に知られてしまう」「プライバシーの侵害にならないか」と心配する声も上がった。理解は広がっているものの、未だに名字を書かない住民もいる。



 自治会長の大坂昭輔さん(81)は「自治会にとって、ごみは大きな問題。名前を書くことによって住民の意識が高まった。プライバシーの問題もあるが、確実に効果が挙がった」と話す。



■市に判断委ねる

 現在異なるごみ袋を指定している高岡、氷見、小矢部の3市でつくる高岡地区広域圏事務組合は、10月から高岡広域エコ・クリーンセンターを稼働し、共通の新しい指定ごみ袋に空欄を設けた。これまで、氏名の記入を義務化してきた小矢部市や、ごみ袋に記入欄を設ける氷見市の要望を受けたかたちだ。ただし、同事務組合は「ごみの出し方はそれぞれの市に任せる」としており、袋は同じでも氏名の記入については対応が分かれる見通しだ。





北日本新聞社