ゆう@子育てパパ

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立山・黒部アルペンルートを4月に訪れた外国人が前年同月比46%増の4万4100人に上ったことが分かった。その8割近くが台湾からの観光客で、富山-台北便が4月15日から毎日運航したことなどが奏功したとみられる。石井知事が7日、富山市の富山国際会議場で開かれたタウンミーティングで明らかにした。
アルペンルートの外国人観光客は2013年に前年比63%増の14万5300人となり、過去最高を記録。うち7割が台湾からで、全体を押し上げた。
今年は「雪の大谷ウオーク」に合わせ、富山-台北便が4月15日から5月末まで毎日運航され、4月にアルペンルートを訪れた台湾からの観光客は前年同月比52%増の3万3600人に上った。台湾以外も好調で、タイが46%増の4500人、香港が3%増の1800人、インドネシアが51%増の1600人、韓国が63%増の700人となった。
知事は「アルペンルートの昨年の外国人観光客は10年前の約6倍となった。その昨年に比べても、今年4月は増えている」と手応えを述べ、経済発展が著しい東南アジア地域や欧米からの誘客に力を入れる考えを強調した。
タウンミーティングには約180人が出席。知事が重点施策などを説明後、意見交換した。来年3月の北陸新幹線開業に向けた施策に関する質問では、県が募集した「休んでかれ。」宣言の登録事業者が5月の追加募集分を加え1424件となったことを報告。地産地消や食育の推進をはじめ、特殊詐欺被害防止策や小中学生への消費者教育の拡充、民生委員児童委員の活動への理解を広げることを求める意見などがあり、知事は現状を説明し、さらに前向きに取り組む考えを示した。
北日本新聞社