相手が石川とは。。   (~_~;)
 
ゆう@子育てパパ


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 3度目の聖地・国立で初めて勝利を手にした。83回大会は本田圭佑選手(ACミラン)を擁して初の4強入りを果たしたが、準決勝で市立船橋(千葉)にPK負け。昨年の91回大会も準決勝で鵬翔(宮崎)に同じくPKで敗れていた。





 「3度目の正直」を実現し、歴史を塗り替えた星稜イレブン。格上とみられた京都橘に対し、下馬評を覆す鮮やかな勝利を引き寄せたのは、春先から掲げた「絶対日本一」の目標に向けた強い心だった。





 「決勝進出が目標じゃないですから。満足してません」。笑顔を見せず、気を引き締めたのは主将のMF寺村介選手だ。小学1年生の時に母の忍さんを亡くした。母が好きだったサッカーに打ち込み、自分を鍛えたいと故郷の三重県を離れ、全国大会常連の星稜に入学。昨年は2年生で国立の舞台を経験し、今大会は本田選手も背負った背番号10でチームを引っ張る。





 5日の準々決勝を勝利した後、チームはいったん金沢に戻ったが、寺村選手は故郷に向かった。滞在はわずか12時間だったが、どうしてもやりたいことがあった。母の墓参りだった。「本人には聞きませんでしたが、きっと全国制覇を約束したんでしょう」と父の祐一さん(45)。墓前で手を合わす息子の表情からは、並々ならぬ頂点への思いが伝わってきた。





 副主将のDF森下洋平選手は「熱い性格でみんなを引っ張ってくれるキャプテン。俺たちはそれに乗っかるだけ」と信頼を置く。本田先輩のような強烈なリーダーシップで、チームの絆は一段と固くなっている。





 PKで貴重な2点目のゴールを奪った寺村選手は「ここ2試合はチームが無得点だったので、守備陣を助けたかった。きょうは攻撃が爆発したのでよかった」と振り返った。泣いても笑っても、あと1試合。「最後に勝って喜びたい」。最高の舞台で、最高の輝きを見せるつもりだ。





北國新聞社