知らなかったら怖いですよね。。    (~_~;)

ゆう@子育てパパ


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 住宅地の上空を旅客機が…。富山空港に着陸する飛行機が19日から、神通川に沿った通常ルートより東側にコースをずらして飛行しており、住民から問い合わせや騒音の苦情が県と空港に相次いでいる。国土交通省が空港にある無線装置を更新中で、工事が終わる11月13日まで別の無線装置を使って着陸していることが原因。変更を知らずに戸惑う住民は多く、同省や県は「安全面に問題はなく、工事が終わるまで協力してほしい」と話している。(社会部・高嶋昭英)





■戸惑う住民、騒音に苦情



 国交省が老朽化のため更新しているのは「ローカライザー」と呼ばれる無線装置。飛行機が滑走路に真っすぐ進入できるよう誘導する機器で、同空港に着陸する国内、国際線のほとんどの便が利用している。



 同省大阪航空局富山空港出張所によると、ローカライザーを利用すれば、富山湾から神通川河口の上空を通り、川に沿って空港に到着できる。ただ、工事期間中は「ボルデメ」と呼ばれる別の無線装置を使用するため、河口から東側約2・5キロの浜黒崎海岸から陸地上空に入り、大広田や豊田、下冨居地区、県庁の上を通過するルートになるという。



 1984年に認定された正規のルートの一つで、安全面に問題はないというが、空港の周辺地区にしか工事の開始を周知していなかったため、思わぬ飛行機の“接近”に驚いた住民は多い。県や富山空港管理事務所によると、ルート変更に関する問い合わせや苦情は1日20件近く寄せられている。



 浜黒崎海岸近くに住む山本定雄さん(76)=富山市那智町=は工事開始の19日、中秋の名月を楽しもうと外に出たところ、飛行機の「キィー」という大きな音にびっくりした。那智町を含む大広田地区は通常ルートより数百メートル低く飛行しており、「すごく近くを飛んでいるように感じて怖い。いつまで続くのか分からず不安だった」と言う。大広田校下自治振興会の岡本孝行会長(66)=同市銀嶺町=は「事故ではないかと心配した住民は多い。あらかじめ知らせてくれればよかったのに」と話していた。



 問い合わせを受け、県は25日に空港ホームページに変更情報を掲載したほか、関係住民に今回のルートを記した資料の配布を進めている。県総合交通政策室の田原空港施設班長は「なるべく早く配布を終え、住民の不安を和らげたい」と話している。





北日本新聞社