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今年で50周年を迎える掃除用品・掃除サービスのダスキンは、4月22日の「良い夫婦の日」、また、5月12日の「母の日」を前に、既婚男女計1400人を調査した「夫婦のお掃除実態調査」を発表した。この調査によると、掃除に関しては夫婦の意識格差が大きく表れている。また、注目の「夫源病(ふげんびょう)」の名付け親で知られる大阪樟蔭女子大学教授の石蔵文信氏によると、「夫源病」は夫の家事への姿勢が原因の一つであり、掃除に関する夫の意識の変化が「夫源病」の軽減に役立つという。そこで、ダスキンでは、「良い夫婦の日」を前に、「掃除をうまく共有できる夫婦=これからの良い夫婦」として、家庭での掃除習慣の見直しを提案している。
掃除に関する意識調査によると、掃除は主婦の「やるべき義務」だと思いながらも「ストレス」を感じている「おそうじブルー」層の主婦は41.5%。一方、男性の「おそうじブルー」層はわずか12.8%だった。夫の約7割は「お掃除を義務だと思わない」(70.8%)、6割以上が「掃除にストレスを感じていない」(61.3%)と答えるなど、妻と夫の間で大きな意識の違いがある。
夫婦別の「お掃除自己採点」では、夫の自己採点は「平均60.3点」で、妻の自己採点の「平均62.2点」に拮抗しており、約3割の夫が「自分は妻よりも掃除がうまい」と思っている。しかし、家庭での掃除の分担事情は、夫の約6割(55.3%)は、「平日掃除をやらない」。「休日に自分から進んでやる」夫は、約2割(22.9%)と、全体の4分の1の夫は、「休日でもやらない」という結果だった。夫側の自己評価が甘めであることが読み取れる。
妻が掃除に関してストレスを感じる理由は、「家族の言動や、助けが無いこと」「今の掃除道具・方法が不満」、「掃除をしてもすぐに汚れる」などが上位になった。また、「お掃除をする時間がない」、「やっても感謝されない」などの声も上がっている。夫が、掃除を分担してやることによって、妻のストレスがずいぶん軽減されることは、明らかだ。
一方、夫に対して「どんなことがあったら、あなたのお掃除気分が上がって、お掃除をしたくなると思いますか?」と聞いたところ、1位は、「きれいを実感できた時(目立つ汚れがある時など)」(127票)、2位は「便利、新しい、高機能なお掃除道具(手段)など」(84票)という回答だった。夫を巻き込むためには、彼らが慣れ親しむ仕事のように、掃除の「目的」や使用道具と方法、終わらせて欲しい「納期」やキレイにする「目標」などを分かりやすくすることが大切だということが見えてきた。
実は、妻の「手伝って欲しい掃除」である、1位「浴室」、3位「後片付け・皿洗い」は、夫の「好きな掃除」の2位、3位。夫の「やりたくない掃除」の2位の「キッチン」、5位の「洗面所」は、妻の「好きな掃除」の3位、4位に。男女の好きな掃除とやりたくない掃除をうまく組み合わせて分担すれば、気持ち良く掃除できることが分かった。
石蔵教授は、「夫源病」の引き金の一つとして「夫は、妻の家事に文句をつけるだけで自分は何もしないのが問題」と解説する。「夫源病」とは、夫のなにげない言動に対する不満や、夫の存在そのものが強いストレスとなり、妻の心身にめまい、動悸、頭痛、不眠など更年期障害のような症状が現れる病気。具体的な対策として、「ゴミ出しや食後の食器洗いなど、簡単なことから夫に家事を分担させ、夫も家事をやるようになれば、妻の大変さがわかります。自然と妻をねぎらい、妻に感謝する気持ちも生まれてくるでしょう。夫が家の家事に不満があるなら、自分でやらせる。何もしないなら、何も文句は言わせないというように、妻が自分のペースで好きなように家事ができるよう、夫に余計な口出しをさせないことが、ストレスをためずに楽しく家事をこなすコツだと思います」とコメントした。掃除に対する夫の参加が、妻のストレスを和らげ、夫婦円満に繋がるヒントになりそうだ。
「夫婦のお掃除実態調査」は、まず、2012年12月1日-2日に「主婦のお掃除実態調査」を実施。インターネットを使って、関東(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)および関西(大阪府、京都府、兵庫県)の夫と子ども(高校生以下)を持つ20代-40代の女性800名(専業主婦400名+有職主婦400名)の意識を調べた。さらに、2013年3月13日-14日に「夫のお掃除実態調査」を実施。同じ地域の子どもと同居している20代-40代既婚男性600名(妻が専業主婦300名+妻が有職主婦300名)を調査し、2つの結果を合わせて分析した。(編集担当:風間浩)
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