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日本各地から人が集まり、穴を掘る。目的は、工事でも宝探しでもなく、ただひたすら穴を掘ること。千葉県の観光牧場「成田ゆめ牧場(千葉県成田市)」では、そんな大会が10年以上も催されている。今年は世間が「福は内、鬼は外」と豆をまく節分である2月3日の日曜日に開催される。
今年で13回目を迎える「全国穴堀り大会」とは、1チーム6名まで、制限時間は30分で、どれだけ深い穴が掘れるかを競う大会だ。シンプルなルールだからこそ、人は穴を掘る衝動に突き動かされるのかもしれない。
シンプルで気軽に楽しめるこの大会は、参加へのハードルが低いこともあり、人気がある。同大会はそもそも、閑散期となる冬場のキャンプ場の有効利用にと始められ、当初は土木作業に従事するプロの間で話題となった。それが今では、一般、レディース、そしてちびっこの3部門で構成され、今年のエントリー数は史上最多の325チーム。関東はもちろん、長野や愛知、そして愛媛など全国各地から参加者が集う。参加費用は1チーム3,000円。
同大会の優勝チームには、賞金10万円と優勝トロフィーがわりの「ゴールデンスコップ」が贈呈される。
また、穴を掘って出た土を使った造形物やチームの衣装にも特別賞が設けられており、毎年個性的でユニークな作品やコスチュームが登場する。それが目当ての見学者も多く、同大会は成田ゆめ牧場(入場料1,200円)への来場促進の貢献度も大きいようだ。
これまでの最高記録は、深さ3.85メートル。今年は更新なるか、またどんな土の芸術品が誕生するのか。シンプル・イズ・ベスト路線を突き進む「全国穴掘り大会」は、今年もますます盛り上がりそうだ。
(加藤 秀行 、 阪神 裕平)
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