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入谷駅近く下谷の金杉通り沿いにある豆菓子店「いり豆落花生 山口屋」(台東区下谷3、TEL 03-3872-1393)が2月3日の節分の日を目前にし、昨年末から休みなく豆をいり続けている。(上野経済新聞)
1897(明治30)年創業の同店は節分行事を行う神社などにも豆を納品している。「店は古いが豆は新しい。風味のものだからいりたてが一番。自分で毎日のようにいって製造はまめに行っている」と3代目店主の中塚さん。豆ばかりではなく間口5メートルほどの店内は隅々まで手入れが行き届く。ガラス戸、ガラスケース、地球瓶と呼ばれる丸いガラス瓶、木棚、木枠がつややかに光り、袋詰めされた商品が丁寧に重なる。現在は3代目と4代目で切り盛りしている。
節分用のいり豆は北海道産の袖振大豆。袋入りの「福豆ニデシリットル」(150円)、福神金像入りの木の升に盛った「福升」(580円)などを扱う。年間を通しての売れ筋は「落花生」「バターピーナッツ」「落花糖」。「落花糖」は夏目漱石が好んで購入したという。ほかに花豆、柿ピーナッツ、せんべいやあられ、ミックスゼリーなども扱う。各種袋入り(300円~)がそろい、量り売りでは年代物のはかりが現役で活躍している。
「昔の店の前は、千住大橋の青物市場から荷物を満載した大八車がここを通って日本橋へ行くというにぎやかな通りだった」と店主の中塚さん。仕事については、「骨の折れる仕事。豆は重く、仕入れ先から届く豆袋は昔60キロ単位だった。今は30キロになったが」とも。
営業時間は9時~18時30分。日曜定休。
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