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東日本大震災の被災地ボランティア活動への関心はまだ続いている。(三陸経済新聞)
陸前高田市で社会福祉協議会が束ねてきたボランティアセンターに代わって、災害ボランティアの受け入れを行う新たな組織「陸前高田市復興サポートステーション」(陸前高田市字町、TEL 0192-47-4977)は1月15日、同ステーションの開所に合わせて受付を開始。今年3月末までの災害ボランティアの希望者が1200人を超えたと発表し、被災地支援への関心が持続していることをうかがわせた。
同ステーションは同市で復興支援活動をする非営利組織「P@CT(パクト)」が運営。昨年12月に同市の災害ボランティアセンターが閉所し、ボランティアの受け入れを止めたことから、パクトが名乗りを上げ、新たにボランティアの受け入れを始めていた。
「震災から時間がたち、ボランティアに訪れる人の意識に変化が現れ、地域との交流をしながら活動したいというニーズが強くなってきている」と話すのは同団体代表の伊藤雅人さん。今後は側溝の泥だしやがれき撤去のほか、漁業・農業支援、子ども支援、ツアー会社と連携した企業研修、交流のコーディネートを計画する。市民の中には農業や漁業の再開など、1次産業従事者が震災前の生活に戻ることを希望する人が多く、その準備段階として被災した畑のがれき撤去や、養殖いかだを作るなど人手がかかる部分をサポートしていきたい考えだ。
ボランティア希望者は、同ステーションのホームページに掲載する「活動予定カレンダー」で希望の活動内容の詳細を確認し、応募フォームに必要事項を記入し申し込む。
伊藤さんは「支援としてボランティアに来てもらうだけではなく、陸前高田を好きになってもらえるような窓口になりたい」と話している。