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19日から始まる大学入試センター試験で本格化する今年の入試シーズン。大手予備校によると、不況の影響から理系、資格系学部の人気が継続し、堅実志向が目立つという。一方で、私大の志望者は国公立大学を上回る伸び率を見せており、長らく続いた国公立大学志向はやや落ち着いてきたようだ。
大学入試センター(東京都目黒区)によると、今年のセンター試験は、昨年より約1万8千人多い57万3344人が志願している。
大手予備校「河合塾」が昨年実施した全国模試(約37万人受験)の分析結果によると、理系の志望者は17万4千人と前年より7%増加。理系の受験生はここ数年一貫して増加しており、ある予備校関係者は「不況でも就職に結びつきやすい医療、看護分野を含む理系人気は完全に定着した」と指摘する。
また、同模試で国公立大を志望するとした受験者は前年比3%増だったものの、私大志望者数は同6%の伸びを示した。ただ、国公立大の入試難易度が下がるに従い、志願者数の増加率は上がっており、確実な合格を目指す堅実志向が高まっているとみられる。
一方、昨年のセンター試験では問題配布ミスなどトラブルが相次いだため、試験会場を運営する各大学では監督者への説明会を繰り返すなどミス防止に追われている。
昨年、一緒に配るべき「地理歴史」と「公民」の問題冊子を1科目しか配布しないミスが起きた大阪青山大学(大阪府箕面市)では、監督者への説明会を、これまでの3回から5回に増やした。
また昨年、理科の1科目目と2科目目に、受験生6人がほぼ同時にトイレに立つ事案があった大阪市立大学(大阪市住吉区)では、独自に事務用と監督者用の2つのマニュアルを作成。監督者用は遅刻やトイレの対応など記載するポイントを絞り、スムーズな対応を目指すとしている。
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