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冬の風物詩のおでん。コンビニの冬のメニューとしてもおなじみで、家庭料理としても定番だが、その好みや内容は、地方や家庭ごとに大きく異なるようだ。
株式会社ドゥ・ハウスは、自社のネットリサーチサービス「myアンケートlight」にておでんに関するアンケートを実施した。調査は10月17~22日にかけて、全国の20~60代の男女にWebアンケートを実施。2,086名から回答を得た。
全体では「大根」が58.9%、「玉子」が52.9%と、3位の「こんにゃく」の21.2%を大きく引き離し、2強への支持が際立った。
4位の「もち入り巾着」は19.5%だが、5位の「牛筋」も19%とほとんど差はなかった。続いて6位が「厚揚げ」、7位は「はんぺん」と続いた。8位以下は2ケタの支持を割り込み、「がんもどき」と「しらたき」が同率の9.7%、10位の「ちくわ」が9.4%だった。
3位の「こんにゃく」は、特に愛知や福岡、広島の女性に高い支持がみられる一方で、男性の支持は総じて全体平均を下回った。5位の「牛筋」や6位の「厚揚げ」は、東京、みやぎ、北海道といった関東以北での人気は低調だが、大阪、広島、福岡と西日本のエリアで高い支持を得た。
一方、あまり見かけない変わり種として挙がっていたのは、「里芋」や「玉ねぎ」「キャベツ」といった野菜類で、「ごぼう(ささがきにしたもの)」や「アスパラ」「さつまいも」「冬瓜」といった回答も見られた。魚介類で目に付いたのは「タコ」。ほかには「かまぼこ」をまるごと入れている人も。肉類では、「鶏肉(もも肉や手羽元など)」が目立つ中、「餃子」や「シュウマイ」も挙がった。
特に「スパム」については「脂がジューシーで意外に合う」とのコメントも。そのほかには、「お麩」や「お餅」、玉子でも「うずらの玉子」を好んで選んでいたり、具材ではないが、「すりおろした生姜」やしめに「うどん」を入れたりと、さまざまな食材が登場した。
一方、新メニューを投入するコンビニもある。ファミリーマートは、愛知県を中心に親しまれている「味噌たれ」をおでんつゆに使用した「みそおでん」を、2012年11月8日から東海地方(岐阜県、愛知県、三重県、静岡県西部)のファミリーマート店舗約400店で展開することを発表した。価格は、通常の「つゆだくおでん」と同様の75円からとなっている。
今回の結果を参考に、いつもの食卓に一風変わったおでんを作ってみるのもよさそうだ。
(加藤 秀行 、 簗瀬 七海)
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