最近、工場で事故のニュース多くないですか?(~_~;)


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 20日午前1時50分ごろ、広島市南区宇品東4の自動車メーカー、マツダ(本社・広島県府中町)の工場で、溶けた鉄を入れた容器が倒れ、大音響とともに高温の鉄が飛び散るなどし、作業をしていた男性社員3人がやけどを負った。このうち32歳の男性は中等症、38歳と25歳の男性は軽症。いずれも命に別条はないという。広島県警広島南署は高温の鉄が冷却パイプの水に触れ、水蒸気爆発が起きた可能性があるとみている。



 県警によると、事故が起きたのは「宇品中地区鋳造C棟」と呼ばれる建物内で、自動車のエンジンの部品になる鉄を鋳造していた。



 社員らは電気炉で溶かした鉄を、台車に乗せたバケツ状の容器に入れ、レールで移動させる作業をしていた。台車は自動で動くようになっていたが、突然容器が倒れ、溶けた鉄が床にこぼれたとみられる。また、作業を監視する部屋のガラスが割れて散乱し、天井の一部も抜けた。



 電気炉の周囲に取り付けられていた冷却水のパイプが壊れ、水がこぼれていた。県警は大きな音と衝撃が確認されていることから、高温の溶けた鉄が水に触れたことで、水蒸気爆発が起きた可能性があるとみて調べるとともに、業務上過失傷害の疑いもあるとみて、安全管理などについて関係者から事情を聴いている。



 現場近くを散歩していた男性(79)は「ドシンと音が鳴り、地面が揺れた。工場で何か起きたのだとびっくりした」と話した。



 事故が起きた工場は、海外向け車種などの鋳鉄製エンジンを生産している。「CX-5」など新型車に搭載されている次世代低燃費エンジンはアルミ製のため、主力車生産への直接の影響はないという。