花粉症に効果アリ?!(#^.^#)


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 かつらぎ町の農業生産法人「新岡農園」が、北山村原産とされる柑橘類「ジャバラ」を栽培し、果汁100%のジュース「紀州かつらぎ山のジャバラ果汁」の販売を始めた。新岡敏美社長(65)は「ジャバラは北山村が有名だが、かつらぎ町の特産品を増やし、ミカンや梅などのように県を代表する特産品に育てたい」と意気込んでいる。



 同農園は、かつらぎ町の特産の柿をはじめ、ピオーネやキウイフルーツなどを栽培してきた。約6年前から、町内で増加傾向にある耕作放棄地の有効活用や新しい特産品づくりを模索し始めたといい、健康志向の高まりの中で「花粉症に効果がある」とされるジャバラに注目。準備期間を経て4年前に苗木を植え、栽培に取り組むようになった。



 同農園によると、ジャバラは果実になる数が少ないため摘果作業の手間が省けるが、その分、ミカンと比べた場合、1反(約10アール)あたりの収穫量は3分の1程度にとどまるという。



 それでもジャバラにこだわり続ける理由について、新岡社長の夫で専務の良雄さん(65)は「地元の特産品を何とか増やして、地域の活性化につなげたいから」と話す。



 現在では耕作地の約4割にあたる約2ヘクタールで約2千本のジャバラを育てており、昨年初めて収穫に成功した。来月には、今年のジャバラの収穫が始まり、約5トンの生産を見込む。今後は、ジャバラの皮を砂糖漬けにして乾燥させた新製品の販売も計画しているという。



 ジャバラのジュースは100ミリリットル入りで700円。ほろ苦い酸味が特徴で、花粉症などに効果があるとされる成分「ナリルチン」を含む。かつらぎ町内の「道の駅 紀の川万葉の里」で販売しているほか、同農園のホームページ(http://www.shinoka.co.jp/)からも注文できる。