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暑さがやわらぐ秋は、おしゃれが楽しくなる時期だ。TPO(時間・場所・場合)や好みなどで何げなく選んでいる服やメークだが、自分自身を知ったうえで選んでみると、新たな魅力が発見できるかもしれない。(戸谷真美)
◆骨格で見ると
「生まれ持った骨格で筋肉や脂肪の付き方が変わります。それによって、スタイルが良く見える服も替わってきます」と話すのは、国際カラーデザイン協会認定パーソナルスタイリスト、中野早苗さん。スタイル分析では、腕や指、頭の丸さ、肩幅、肩甲骨や膝関節の出っ張り具合といった骨格を見て、(1)ストレート(2)ウエーブ(3)ナチュラル-の3タイプに分ける。
(1)は体に厚みがあり、重心が上にある(2)は体が薄く、重心は下にある(3)は関節が大きく目立つ-という特徴がある。手首なら、手の甲を上にした幅よりも厚みの方が大きければストレートタイプ。
中野さんによると、日本人女性はストレートタイプが多い。9月下旬、中野さんが開いたスタイリング講座に参加した女性5人は全員がストレートタイプ。骨の厚みを見ているので、やせているか、ふくよかか、というのは関係ないという。
それぞれのタイプに合ったファッションは表の通りだ。
ストレートタイプなら、体の重心が上にあるため、足が長く見える半面、首が短く見えてしまうことが多い。このため、ニットならタートルネックよりVネックの方がいい。また、太ももに脂肪が付きやすいため、スカートなら膝丈。テーラードジャケットやシャツ、ストレートパンツなどかっちりしたファッションが似合うという。
◆パーソナルカラー
似合う色も人それぞれだ。パーソナルカラーという言葉を耳にしたことがある人もいるだろう。中野さんは「自身のパーソナルカラーを知って身につけると、肌や顔色がきれいに見えたり、小顔や若返りの効果もあったりする」と話す。
パーソナルカラーは、肌や髪、瞳の色を主な基準に、四季を表す4パターンに分かれる。(1)若葉や春の花々のような温かみのあるスプリング(2)アジサイのような落ち着いたパステルカラーが似合うサマー(3)深みのある落ち着いた色合いのオータム(4)原色に近い色や鮮やかな色が似合うウインター-の4つ。
「無難だから、と黒を着る人は多いですが、黒が似合うウインタータイプは、男性には多いけれど、日本人の女性には実は少ない」と中野さん。逆に、ピンク色が似合わないと思っていても、くすんだ色や青みがかったものなどさまざまなピンクから似合う色は見つけられるという。
「好きな色や好きなスタイルを選んでおしゃれを楽しむのはいいこと。ただ、よりきれいに見せたい場合、自分に似合うスタイルや色を知っておくといい」とアドバイスしている。
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