今年は もみじ狩りの当たり年かぁ~。( ̄ー ̄)ニヤ




 今年の紅葉は昨年より鮮やかに-。紅葉シーズンを前に、気象情報会社「ウェザーニューズ」(東京)がこんな予想をまとめた。紅葉の色づきは、夏の日照時間や秋の気温変化などに影響されるといい、暑い夏だった今年は、紅葉が鮮やかになる条件が整っているという。紅葉ツアーも次々登場し、早くも“紅葉狩り争奪戦”が始まっている。



 ウェザーニューズによると、今夏は天候に恵まれ十分な日照があり、紅葉の色を出す色素のもとが光合成で活発につくられたという。また、紅葉は一定の気温を下回ることで初めて発色の“スイッチ”が入るため、秋の気温差も色鮮やかになる条件のひとつだという。



 同社によると、近畿地方は、夏場は平年よりも暑い日が続いたが、9月下旬ごろからは平年並みに推移すると予想。10月下旬以降は高気圧に覆われ、朝夕はぐっと冷え込むと想定されている。担当者は「昨年は秋の気温が十分に下がらず、色づきがまばらだったが、今年は全国的に色づきがよくなる条件がそろった」と話している。



 シーズンを控え、旅行会社のツアー商品も続々登場。全国一の紅葉人気スポットになっているのが京都で、なかでもJR東海のキャンペーンで紹介された紅葉の名所には、毎年観光客が殺到している。昨秋のキャンペーンで、真っ赤に染まった紅葉が参道を埋める「敷きもみじ」が取り上げられた京都市山科区の毘沙門堂の小林祖承執事長(63)は「例年の5倍くらいの人が一気に押し寄せ、パニック状態だった」と振り返る。阪急交通社(大阪市)は「関西には隠れた名所がまだまだある」と、今年新たに「琵琶湖紅葉めぐり日帰りバスツアー」を企画した。



 紅葉の見頃は、関西の早いところで10月下旬ごろと予想される。同社は今月初旬からツアーの予約受け付けを始めたが、申し込みは昨年同期比15%増と好調。担当者は「昨年は東日本大震災で旅行を控える雰囲気だったが、今年は盛り返している」と手応えを感じている様子だった。