う~ん。(~_~;)
東京電力管内では30日、午後2時台に使用電力が5087万キロワット、供給力に占める需要の割合を示す使用率が93%を記録し、いずれも今夏最大となった。切迫度ではまだ4段階で下から2番目の「やや厳しい」に留まるため、東電は「安定供給には問題ない」としているが、残暑が厳しいなか今後も突発的に需給が切迫する恐れはある。
管内はこの日、各地で35度を超える猛暑となり、エアコン使用が急増。「連日の節電疲れ」(関係者)も需要を増大させた。富津火力発電所4号系列(千葉県富津市)が29日にトラブルで発電を停止し、供給力が落ちたことも響いた。
これまでの最大値は7月27日午後2時台の使用電力5038万キロワット、使用率90%だった。
関西など3電力管内では政府の要請で9月7日(北海道は14日)まで目標値付きの節電期間が続く。大飯原発3、4号機の再稼働で需給は安定しているが、火力発電の事故が重なり電力不足に陥れば計画停電が発動される恐れもある。
東電管内には目標値が設定されていないが、使用率が95%以上の「厳しい」になれば一層の節電を呼びかける。さらに需給が厳しくなった場合、需給調整契約に基づき企業に節電を求めたり、最悪の場合は昨年の枠組みを使った計画停電を行う可能性もある。
東電は「9月に使用電力の最大値が出ることもある」(広報部)とし、気の抜けない日々が続く。
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