元旦那は長男跡取りともあり、
いつかは元旦那の実家を継ぐことは
暗黙の了解だった。
子供が小学校へ上がるタイミングで
敷地内に家を建てることとなった。
家も建ち1年くらいバタバタしていたので
日々忙しくて喧嘩する間もなかったからか
元旦那のすぐにキレて怒鳴る癖も治ったものだと、思い違いをしていた
引っ越して少したった頃3人目を授かった。
元旦那の実家の母屋が隣とあって、
もうあんな激しい喧嘩をすることもなくなると思っていたけれどそうじゃなかった。
なんら変わらなかった
元姑が喧嘩している声を聞き付けて止めに入ることは何度かあった。
元姑は止めに入るたびに子供達に聞いていた。
「パパもママも両方がわるいんでしょ?」
確かに、私も完璧な人間とは程遠く、至らない所は多い。料理は苦手だし大雑把。ギリギリにならないと行動しない私に元旦那はいつもイライラしていた。
だけどそうじゃないでしょ
男の人が女の人に手をあげていいわけがない。
威圧して怖がらせていいわけがない。
ましてや子供達の目の前で
それでも私は
頑張らなきゃ
頑張らなきゃ
頑張らなきゃ
この子達のために
ただ、子供達だけのための夫婦
でもそれが子供達を苦しめていた。
喧嘩するたびに子供達は怯えていた
パパの顔色をうかがっていた。
毎日朝から怒鳴り声
喧嘩ではなく話し合いがしたいのにできない
そうなると
一番上は部屋に引きこもる
2番目は小さな体で威圧して凄んでくる元旦那に向かって目に涙いっぱい溜めて両手を広げて私を庇う
3番目は部屋の角にうずくまり両手で耳をふさいで、「パパ、やめて、けんかしないで」
4才の子が涙を流して訴えてる
私が反論すればするほどヒートアップして
元旦那は止まらない。子供達が泣いていようが
訴えようが目にも耳にも入っていない。
私が反論しなければ子供達を苦しめずにすむ。
我慢すればいいんだ、会話さえしなければ私も怒れてくることはない、それでいいんだ、と思うようになった。
けれど、それも気に入らない元旦那。
もうこの人から学ぶものはなにもない。
人として尊敬できるところはなにもない。
この人とは一緒に子育てはできない、したくない。私が自分でこの子達を育てあげる。
本気で考えるようになった。
そしてそれから離婚に向けて一直線に向かっていった。