10年間の結婚生活だった。
離婚理由はモラハラ、DV。
2、3年前から離婚という言葉がよぎり、それは明確となる。
3人目を保育園に入れてパートで働き始める。
この時から1人で子供達3人を連れて離婚をすると決意。
世間をあまり知らないうちに
若くしてできちゃった婚だった私は、
結婚したら添い遂げなければいけないとずっと思ってきた。
子供もいるしなおさら。
元旦那がモラハラDV夫なのは、結婚してからうすうす感づいてはいた。
でも、自分の旦那がDV夫だなんて認めたくなかったんだと思う。
今思い起こせば付き合ってるときから前兆はあったのかもしれない。
でも見て見ぬふりしていた。
それから1人目妊娠してある日喧嘩をした時に
臨月近くのお腹に向かって物を投げつけてきた。
ショックと絶望と同時にこの人もしかして…と、疑問を持つようになる。
自分をごまかして見て見ぬふりをしてスルーしてきた私。
冷静に考えれば、、、
夫婦喧嘩して首締める?
髪の毛掴んでひきづる?
顔をグーで殴る?
普通じゃない。
でも私は麻痺していたんだ。
2人目妊娠5ヶ月のときにちょうどリーマンショックで元旦那の会社は倒産。
これからどうやって生活をして食べていけばいいのか。。
私も2人目妊娠中で上の子も当時1歳半。
働きにでられなく、内職をしたがそれではとてもやっていけなかった。
そして元旦那は2ヶ月もの間プーたろう。
元旦那はそのストレスなのかギャンブルで借金を作っていた。
もちろんそんな元旦那とは喧嘩。
喧嘩というか、すでに喧嘩の域を越えていた。
毎日のように罵声が飛ぶものだから同じアパートの住人からは不動産屋づたいに苦情も入った。
そして私は上の子を連れて実家へ帰る。
当時私はまだ〝DV〟という言葉も知らなかった。
両親には元旦那が暴力を振るうことも言えなかった。
私の両親はとても仲が良く、
女が男に手をだすなんてあってはいけないこと。と私は小さな頃から聞かされていた。
そんな父親と母親には娘の旦那が暴力を振るっているだなんて悲しませることになると思い、10年間言い出せなかった。
なので最初にアパートを出たときは両親もただの喧嘩だと思っていた。
両親に説得され、帰らされ、私自身も
いつかこの人は変わってくれると信じようと、信じたいと思っていた。