出戻り不妊治療中。
リスタート移植1回目は陰性に終わりました。
その後定例の子宮体がん検査(組織診と細胞診)が待っていました。
その検査結果を待たず、不妊治療では次の移植周期に入るためにプラノバールを服用開始。ちょうど消退出血が来て受診をした際、たまたま早めに結果が出ており、こちらも陰性。喜ばしい陰性。妊娠許可更新完了。
憎き子宮内膜異型増殖症、寛解の診断後(妊娠中を除き)せっせと3ヶ月おきにお勤めをこなしていますが、今の所丸2年以上、再発なしで来ています。
安心しているわけでもなく、毎回緊張感は同じですが。
でもまあ、そろそろ頻度減らしてくれてもええんやで…次もバッチリ3ヶ月後に予約となったけれど……いや、こまめに見るべきなのも分かるけんども。不妊治療でエストロゲンもバンバン使ってるし。単に行きたくないだけですが。
痛いの嫌。
でも、もうなんか一通りの痛いことは経験したような気もしているので、乗り越えられる謎の自信も養えた気がしています。
私の今の年齢で再発されてしまったら、もはやMPAで仕切り直すことができるかがかなり微妙なライン(電カルに赤文字で子宮摘出を強く推奨する、とか書かれてるの見ちゃったしなあ……)。何とか逃げ切りたい。授かって、無事に産んだら摘出やむなしでももうそれは諦める。ちゃんとこうやって体がん検査もため息大量排気しながらも我慢するから。だから今は、何とかかんとか温存を。何卒。
今回も移植は排卵周期で行うことになり、セキソビットからのゴナFで排卵を促進。
季節の変わり目ということもあり、心身のコンディションが落ち着かず、仕事もなかなか負担感が高めで、SNSなどからも距離を置いて、一日1万歩歩いて、スパ銭行って、おネッコに顔を埋める、おネッコを膝に乗せて下腹部温める、などして淡々と過ごしていました。
今度お子を授かる日に恵まれたら、全力でマタライフをエンジョイしようと思います。
前回のような真っ白母子手帳とか、毎日エンジェルサウンズとか、お寺と神社両方で切実全力安産祈願とかそういうことではなく、無事に産めること大前提な感じで、西松屋とかアカホンとか行って大して使わないようなものも買うんだ。たまごクラブ買うんだ。精密エコーで性別分かったらジェンダーリビールとか考えちゃうんだ。ふるさと納税でお米とかじゃなくておしり拭きとか選んじゃうんだ。お子が生まれたらこうだな、ああだな、という良いイメージもたくさんするんだ。
不安ばかりじゃなく。
産休も休業補償もないから切迫で長期入院になってもお金ないぞとか、高齢出産とかゴリゴリのハイリスクとか筋腫とか感染とか子宮頸管無力症とかその辺はもう全部全部すっ飛ばす勢いで、ふわふわマタライフを送ってやるんだから。なんなら今から保育園の心配とかしちゃうんだから。
でもエンジェルサウンズはまたレンタルしちゃうかも。
いや今度はもう買っちゃうか。
レンタル期間を待たず返すの、メンタルしんどかったな……
こうやって、マタライフについて、「ちゃんと来る未来」と考えていく勇気を持つことにする。
後ろ側にあるドロドロとした暗闇や足元の崖は確実にあるとしても、それに目を向けすぎないようにしよう。あ、でも多分早々に入院バッグは見直し必須だね……。
D15 卵胞チェック(トリガー)
リセット後、D5でセキソビット開始。一日3回も飲まなければなので、つい忘れそうになるけれど、なんとかもれなく飲み切って、からの、D10からゴナF自己注。卵育ってるのかは自分ではよく分からない。でもきっと卵巣は低AMHながら頑張ってくれているはず。
迎えた卵胞チェック日。今までの実績からまあこれくらいでも大丈夫かなと、初回チェックD15というゆったり目のスケジュールでした。
まあ、言うてもまだ育ってないだろうな、あと3日くらいかな、という私の予想に反し、この日一つの卵胞が19ミリ近くまで育っていてくれたため、病院にてトリガーを打って帰ることに。
この日のトリガーはオビドレルでした。オビドレルをプロ(看護師さん)の手技で打ってもらうなんて贅沢。オビドレル薬価高いけど、病院にHCG足りてないのかな……不妊治療のお薬はあれこれ出荷調整や制限かかってるとか聞くし。
ちなみに今までの排卵周期移植でのトリガー、1回目モチダ(外来/2回目の時には製造中止してた)、2回目F(外来/現在出荷調整してる?模様)、3回目オビドレル(自己注射)、4回目オビドレル(外来)。
内膜は5.8ミリ。え?だだだだ、大丈夫??移植キャンセルになりかねない薄さなのでは……?と、足パカの上で息を潜めて眉を寄せていると、美人主治医はカーテンの向こうで「うーん」軽く悩ましい声を出しつつ、そこには特に言及せず「うん、卵は育ってますから、今日排卵の注射行っちゃいましょう」とサクッとエコーを切り上げました。
眉を寄せたまま内診から診察室に戻った私に、私の懸念を感じ取った主治医、テキパキとカルテを入力し、くるりとこちらを見て「内膜、あとせめて1ミリ欲しいんですけどね。まだ日にちがありますから、次の時(排卵チェック)にもう一度見て、(前回のような途中からのホルモン補充に切り替えるかどうか)決めましょう。」と、いつもの落ち着いた調子で微笑みながら頷く。好き。
過去3回の排卵周期での移植は、前回D26、前々回はD29、前々々回はD26に移植でした。(ブログに残していてナイス、過去の私)今回の移植はD22になる予定。ずいぶん早いですね。ホルモン補充での移植周期みたいだ。ホルモン補充してた頃(初回〜3回目まで)の記憶あまりないのだけども。
この日の夜からちょっと手を抜いていたセルフリンパマッサージや、骨盤ストレッチなどを再開。湯船で温活、腹巻き装着、タンパク質を意識して摂って、お灸マシンの力も借りて……と内膜フカフカ強化運動を実施。
ここまで本当によく頑張ってくれている老練な卵巣っち&子宮っちのマイシスターズ、もう一踏ん張り頼みますぞ。フカフカ内膜をイメージしながら、ネッコさんのお腹のルーズスキンをフカフカ触るイメトレもバッチリ。ふとした隙間時間にも、鼠蹊部をさすったり、下腹部に念を送りながら、虚な目で「フカフカ……。」と唱えることも忘れません。
どうかくっつきやすい内膜が育ちますように。
どうやらこのブログの過去記事によれば、毎回私は移植前6ミリやら7ミリやら近辺を彷徨ってる様子。
そうか、いつの間にか私は内膜薄い&育たない民になっていたのだな。意識してなかったけど。
あれだけ掻爬してればそうかもしれないけども、そもそも、さ、え、増殖症、お前どこ行ったの。卵胞期に8ミリとか常にあった(当時はよく分からなかったけど今思うとヤバイ)勢いは一体どこいったのかな。
妊娠望まないなら今の子宮っちはいい感じに保てている方なのだろうけれども、子宮っちを温存しているのも妊娠を望むからというパラドックス。眉間に寄るシワ。
D19 排卵チェック(フサフサ)
D15に打ったトリガーで無事に排卵しているのかの確認と内膜のチェック。
これが私の病院では移植前の最終関門です。
できれば前回のように途中からのテープや膣剤のホルモン補充はしたくない。せっかく排卵させてるのに……。
フカフカ強化運動の成果が今こそ分かる。
ハラハラしながらスポーンと脱ぎ(勢い余って靴下まで脱げた)足パカに飛び乗りましたが、内膜が8.4ミリまで育ってました。(計測おまけしてくれた気もするけども)
マママ、マイシスターズ!
ベテランの意地を見せてくれてありがとう。
しかし、トリガーを打つと内膜が薄くなる(ぎゅっとなる?)イメージがあったし、移植可否の内膜の厚さはトリガー打つ日が基準になるクリニックも多い様子なので、悩ましかったのですが。
こうやってぐいっと育つこともあるのですね。(ぎゅってなった方がいいという説もあるようだけど)もうひと押し、フカフカ強化をしたいと思います。10ミリとかいけちゃうんじゃないの。やるね、シスターズ。
補充なしでこのまま予定通り、D22に移植の予定です。
安堵にニヨニヨしながら、会計待ちにオット氏に予定通り移植できる旨をLINEすると、「良かった。フサフサなってた?」と返信。
いや。フサフサって。