前回から随分時間が経ってしまいましたが、現在は不妊治療を卒業し、産科にかかっています。

2回に分けて、前回の記事から不妊治療卒業のことについて書いていきたいと思います。

まず、胎嚢を確認できるまでについてです。

 

BT9にhCG91で陽性判定が出てから、次の判定日(主治医曰く、「胎嚢確認できたらいいな、出来なかったら血液検査しましょう」の日)はBT18。

間が長くて目眩が…。

結局、淡々と毎日dotest!様で検査を続けていました。

 

移植までは日々の記録をつけていたのですが、ここからはちょこちょこと気づいたことをスマホのメモに書いたりしているだけだったため、それらをまとめたものになります。

 

4w

頻尿は引き続き、夜間3回は起きていました。

主な症状は下腹部痛、胸の痛みやハリ、オリモノの増加。

オリモノは頻尿の影響もあってか、陰部、美人主治医の言葉を借りれば「オシモ周り」(なんて上品な言い方!)がかぶれそうなほどふやけている状態。

 

私は妊活前から不正出血とも付き合いがあったことから、オリモノシートではなく、一番薄いナプキン(17cmの羽なし)、多少のくしゃみをした時のちょびっと尿もれくらいのレベルであれば安心な頼れるヤツを愛用しているのですが…それでも、粘度がある潤いがずっと帯びているせいか、シートに辿り着く前に後ろに伝い、Anal周辺も失禁を疑うほど潤ってしまい、歩いていると擦れてヒリヒリしてきます。

また、寝ていてもお股がモゾモゾする感じが気になって、途中で起きてシャワー(デリケートゾーン用のソープ)で洗ったり、デリケートゾーン用のウェットシートなどでこまめに拭いたりしていました。

 

個々の症状が強いかと言えばそれほどでもなく、忘れた頃に下腹部痛が出たり、イタタタ…とバストがチクチクしたりする時もあれば、何もなくあまりにも「スン」としているため、心配でバストトップを押してみて「あ、違和感あるわ」と痛みを確かめたりしました。

 

Apple Watchによれば、安静時心拍が移植後から上がっていて、平均的に高い状態です。これは前回の移植時〜陽性〜流産でプラノバールでリセットが来るまでも同様。

「なんか動悸が…あるな…ちょっとハアハアするかも」と感じる時もありました。疲れやすさもあって、普通に動いているだけでも、夕方にちょっとお昼寝をしたい感じがあり、実際に毎日30分〜2hくらいお昼寝していました。

 

検査薬の結果は、徐々に濃くはなっていき、BT12くらいから確認線と判定線が同じくらいの濃さに、BT14から少しずつ判定線が濃いめかな?という感じになり、BT16には完全に判定線の方が濃くなっていって、どんどん確認線が薄くなりました。

いわゆる逆転現象というやつだと思います。

 

体温は36.71〜36.99℃を推移していました。

 

5w

下腹部痛やバストの痛みに加え、MPA治療をしていた時のような、ぼんやりとした気持ち悪さが出てきて、食べても食べてもお腹が空くという旺盛だった食欲は少しだけ収まってくれました。その代わり、お腹が空いてもなんとなくうすらぼんやり気持ち悪い、でもあんまり食べたいものが浮かばない、という症状に切り替わり。ただ、食べ始めれば何でも食べられました。一番刺激を感じないものがパンやお米などの炭水化物。柑橘系の食べ物(ゆず塩味みたいなもの)にも惹かれます。ジンジャーエールが美味しい。特に夕方から深夜が気持ち悪くなりやすかった気が。

 

匂いが引っかかる感じが出てきました。いつもは「いいにおい〜」と思うような散歩中に漂うよそ様のお家の食卓の匂いがなんとなく嫌な気持ちになったり、使い慣れた洗剤の匂いが鼻についたり。歯磨きが気乗りしなかったり、舌ブラシを入れるとえずきやすくなりました。ラム肉の焼ける匂いもちょっと嫌でした。

 

BT18

まずはエコーで、もし胎嚢が見えなければ血液検査をすることになっていました。

前日まで妊娠検査薬を続けていて、逆転現象を見ていたので、これはもしかしたら胎嚢が見えたりなんてしちゃうかも、と楽観的に考えていましたが、足パカに上がる時は祈るようなポーズ。「診察の機械が入りますね」まずは内診なので映る訳のない画面を、瞬きもせず睨みつけていました。「出血ないですね。では次はエコーです」ととうとう私の子宮が映り、「あ、赤ちゃんの袋、ありますね。今ちょっとアップしますね」の声と共に、黒い丸が。

 

いた、いてくれた…

神様仏様、そして浄土のおとん、ありがとう……ヨヨヨカッタ…

 

感動するかと思いきや、とにかく安堵100%という感じで、ヘナヘナと力が抜けていました。

アップすると胎嚢の中には小さな白い丸いものも見えて「卵黄嚢っていう、赤ちゃんの栄養になる部分も見えてますね」という主治医の言葉に「に…人間の卵にも…卵黄ってあるんですね」ととぼけたリアクションを真顔でしてしまう私に、「ふふ、そうですね。」と乗ってくれる主治医。ほんと好き。

「今の時期はこれが見えてくれたら、さらにいい、っていう感じで。よかったです。」大きさは7.7ミリでしたが「大きさは関係なくて、今の時期は見えることが大切なので。見えれば大丈夫です。」と繰り返す主治医。

とはいえ、事前情報で小さすぎても厳しい、という事前情報も聞いていたし、10ミリ超える人もいる時期であることは分かっていたため、(小さめだな)と内心ヒヤリと思いつつ、力が抜けていて、ただ「ありがとうございます」を小さく呟き続ける私。

 

診察室に戻ってから、次回は6wの後半の診察、胎芽が見えるといい、という話を聞いて、エコー写真を見せてもらう。「えっと、もちろんこれからの成長次第だと思うのですが、あの、現段階では、特に問題がないってことでいいんでしょうか」と上目遣いに恐る恐ると聞く私に「はい、今のところ順調です」と頷く主治医。「よかった…」と私が呟くと、「あとは、どうか頑張って…!」と私のお腹にまた手を合わせてくださる仕草。ああもったいなくもなんと可愛い。好き。

「これはどうぞ」とズイッとエコー写真を手渡され、「え、もらえるんですね、嬉しい」と両手で受け取る私。過去、別のレディスクリニックで十年前以上に一度だけ渡されたことがありますが(内膜綺麗です、とくれました…当時は筋腫も嚢胞もなかったんだなあ…)、以降初めていただきました。

 

というわけで、今度は6w5dの受診になりました。

キエエエ!また10日近くも空く!!この日を最後に、検査薬は卒業しました。