ご覧いただきありがとうございます。現在BT8ですが、BT1からBT7までについて書いていた物を投稿しようと思います。判定日はBT10なので、BT8からの分は判定日後に投稿します。

オット氏へのトゲは愛の一種ですが、移植周期のイライラもあって強調されがちです。ご主人様ラブ勢の羨ましすぎる方は、そっと引き返していただけましたら幸いです。(そして願わくば、どうか私になんらかの御利益を残していただきたいです……)

 

 

BT1 自覚症状特になし

6つ目、7つ目の胚をお迎えして一夜明けてBT1。

自覚症状としては、下腹部痛は割といつでもあるので、いつも通りといった具合。

この日、移植日が決まるずっと前から決まっていた、友人との会合があったので行ってきました。

 

幸せ!楽しい!嬉しい!楽しい!

 

良い感じにストレスが発散。移植までのモヤモヤも吹き飛ぶパワーをたくさんもらってきた。

ちょっと不妊治療の話になったけれど、まさか昨日移植したばかりとか言うとみんなびびっちゃいそうだなと思ったので、さらっと「えへへえへへ頑張ってるよ」と言う程度に。そして、今産んでも大変だよ、とか、年齢的に(効果も出ないし保険も終わるしで)大変だよね、とか、絶対言わない友人なのは分かっているのに、絶対言われたくないから自分から言ってしまう私。そして、きっとこれは絶対言われたくないんだろうな、と受け取る友人。静かに、かつ力強い頷きで、応援してもらえました。ありがたし。

 

オット氏は休みで在宅でしたが、特に心配するでなく、迎えに行こうか?とかもなく、帰宅時間が分かるLINEをしても、電車で立ちっぱなしで具合が悪くなって(在宅勤務に慣れすぎて人酔い……)途中下車したため、帰宅時間がずれ込む旨LINEしても未読スルー、帰宅後は寝てました。夜ご飯は食べてこないから一緒に食べようと伝えていたため、夜9時頃から断続的に何度か起こして、諦めてピザでもとろうかとスマホを眺めていると起床。「寝ちゃってた」普通であればイラっとした局面に受け流せた女子会パワーすごい。この感じは、着床に良い効果があるのでは。

 

ちなみにこの日は、お腹の中にいる胚ズのことをほとんど意識すること無く過ごしました。

姫タイムを設けた(家事以外ゴロゴロ)前回もダメでしたし、仕事をセーブして最低限にした前々回もダメでしたし、働きまくった前々々回もダメだったので、もう普通に過ごせばいいんじゃないかと。お腹にたどたどしく話しかけてみたり、お腹さすったりもしてない……。

 

改めて、自然周期はとても楽ちん。エストラーナテープいらず、膣剤いらず。私の場合は黄体ホルモンだけ1日2回服用していますが……携帯のアラームに振り回されたり、出先で膣剤入れられそうな場所を探したり、お腹がかゆくてボリボリかいたりするあれがないのは本当に開放感がある。次も予定が立てられるならこれで行きたいな……。(次のこと考えてるあたりがもうあかん)

 

今回は、自然周期移植なことと、いずれの転院も考えて基礎体温の測定を再開。黄体ホルモン飲んでるので高くて当たり前ではありますが、36.76℃

 

BT2 草むしりなんてするもんか

下腹部痛は相変わらずで、乳房痛がたまに。今までのホルモン補充移植や、採卵周期では、バストトップが痛くなることはありましたが、このような乳房の上の方のチクチク、という痛みはあまりなかったような。

この日もダラダラしているオット氏がお昼に「カレーが食べたい」というので、近所に一人で買いに行ってきました。前日インド映画のRRRの話をしたばかりだったことと、オット氏からは「何カレー」などの希望は言われなかったしいいだろう、と独断でインドカレーにする。近くのインドカレー屋は、ランチの持ち帰りが500円という良心価格。

その後、「今日は草むしりしようか」と言われたので「私は今日はやらない」とはっきり拒否。夕方にオット氏一人でやっていたけど、やれゴミ袋もってこいだの、やれ暑いから水もってこいだのと……。いや、私が一人でやってるとき大体あなた寝てますよね?まあいいけど。涼しい部屋でネッコさんを脇腹に感じながらゆったり過ごしました。

どうも移植周期はイライラしやすいな。黄体ホルモンのせいかな。

体温は36.78℃

 

BT3 普通に仕事

下腹部痛、乳房痛が変わらず。ただ、なんとなくお腹にはすっきりしている感じ。

見えないけれど、お腹の中では、もう答えが出ているのかな、と思う。AHAありだから、着床するならさすがにしているはず。

 

ダメだったか……な、そうか…………。ちゃんと現実を見よう。ダメだったって思い込んで陽性だった!とかそういうおとぎ話はたまにあるから逸話なのであって、その影にはたくさんのダメだったがあるはずなのだ。

移植後以外の時はしょっちゅう見ている不正出血などもなし。一度見てみたいよ、着床出血。前回Amazonで買いだめした検査薬が残っているので、BT4からフライングの予定です。

そして、最初に頭をかすめたのは「体がん検査やりたくねえええ」でした。子宮内膜異型増殖症寛解後の3ヶ月毎の検査は、今月末の予定です。うう……早く妊娠して免除されたひ……。

 

そういえば、移植日当日は鍼をやったんだ、と今思い出す。先生もお疲れで、私もぐったりで、変なテンションで施術を受けていたのですっかり抜けていました。

次回の鍼は判定日の週。

体温36.88℃

 

BT4 フライング① 陰性

乳房の痛み、下腹部痛も軽減。

今日からフライング開始です。私は黄体ホルモンを飲むと頻尿になるので、尿が薄いかなあ、どこが朝一の尿かな、などと思いながらもとりあえず検査。

 

慣れた動作でささっと検査してキュッとキャップに戻す。

慣れた姿勢で便座の上でしばし待つ。心眼スタンバイ。

 

……あ、陰性。

ああーハイハイハイハイ、コレ知ってます。

「判定線が白抜きレベルに真っ白」のパターンですね。ハイ。

 

陰性は陰性でも、信頼のdotest!様です。これだけ(おそらく通算30本は超える)をやっていると、陰性のパターンにも色々あることが分かってきます。(でも全部真っ白です)

 

・もやもやがスッキリ消えて、確認ラインだけがビシッとしている

・もやもやが確認ラインの後ろにだけ残る

・もやもやが判定ラインにもかかる(が、判定ラインは真っ白に際立って見える)

・もやもやが判定ラインの真ん中、もしくは上下のどちらかにほんのちょっとだけ残る(放置3時間後くらいに)

・全体的に黄色くなって、確認ラインの輪郭が少しぼやけている(が、判定ラインは白抜き)

 

と、思い返せばこれくらいの違いが……(繰り返しになりますが、全部が全部大変見やすく分かりやすく陰性です。心の目を駆使した場合のみ、陰性の中での僅かな違いが見えます)

 

さすがに注視する気にもならず、油性ペンでBT4と時間だけ書き込んで、ぽいっといつもの(おまけでもらった)ポーチに放り込む。

まだ大丈夫だろうと思う僅かな気持ちと、もう大丈夫とは期待したくない、すっぱり諦めたい気持ちが強くなる。フライングとはそもそもフライング、なのだから、陽性と出れば陽性だけど、陰性であっても本当に陰性とは限らないものではある。分かってはいるけれど…無数に検索した「BT○陰性から陽性」を思い出す。さすがに今回は全くする気にはならない。そういう自分を冷静に見つめる気持ち。慣れってこうやって起こるのだなあ。


モチダ筋注の威力は、dotest!様が感知できるほどにはもう残ってはいないことを確認できた。つまり、この先もし判定線が僅かにでも出てくれたら、着床はしてくれている(いた)、ということ。

一方で、私に処方された残されし黄体ホルモン、あと2日分。アカン場合は判定日の前に生理が来る……。

 

ただ、判定日もうダメなの分かってるのに薬は続けなきゃでやきもきして、その後する消退出血来るのを待ってまた受診して……というのがメンタル的にもスケジュール的にも厳しかったので、ある意味すっきりしていていいなと思う。ホルモンをガンガン補充したってかすりもしないのであれば、自然周期はストレスも薬も少なくて良いな……。

 

ちなみに、過去移植時含め、一度たりとて「無症状」はなかったので、結局ホルモンが作用してくれていると言うこと。不正出血以外のよく聞く症状(下腹部がチクチク、つる感じ、ずーんとした痛み、乳首痛、ほてり、頻尿、便秘および下痢および快便、食欲増進、胸焼け、腰痛、などなど)を経験してきましたが、これらはホルモン補充由来のもの、常にhcg0をたたき出しています。悲しみ。

 

夕方になってたまに乳房の痛みと下腹部痛が再燃し、あ、そうだったと思い出す。きっと子宮も思い出したんだね。オリモノシートに茶オリ?のようなものがほんの僅かに(普通の時にもあったら気にもしない程度)見受けられたものの、これはきっと心眼が開きすぎているせい。

 

夜に帰宅したオット氏、「そういえば自己判定日っていつだっけ、明日か」と呟く。聞き間違えたかと思って聞き返すと、「自己判定」と言う。ええ、あなた興味あったのですか。「今朝の段階では驚きの白さでした」と答える。「ダメか……今回行けると思ったんだけどな……」と。え?いや、あなた何をしたよ。まあ興味を持ってくれていたり、以前のようにフライングなんてしなければいいとか、言わなくなっただけ救われます。

 

フライングについては、最初の移植の時から初めからこっそりといつもしていて、これはダメだなという日になって(BT6とかET8とか)から、ボソッと結果を告げるようにしていた。彼はその信憑性を疑っていたり、やること自体に否定的だった。「判定日という日が設けられているのには意味がある。自己検査をしても惑わされるだけ」と。

私は、判定日はもっと早い病院もあるし、尿検査だけのところもある。市販の検査薬に陽性が出るのに着床していないということはまずない。結果を覚悟して知った上でも判定結果を病院で受け止めて、泣きながら帰っているのに、これを知らずに行けというのは酷すぎる。あなたも同席するなりすればいい。もうフライング結果を一切共有しない、と伝えたところ、気にするようになったため、言えそうな雰囲気の時だけ伝えるようにしてます。

 

36.79℃

体温管理アプリが、明日の日付の下に月のマークがついている。まだ黄体ホルモンがあるからね。まだ来ないよ?フフ。

 

BT5 フライング② 陰性

朝方目が覚めてフライング驚きの白さ。朝にオット氏がたまたま家にいて、かつ、何か緊張感のある何か言いたそうな顔をしていたので、「おかしいな、二重線が見えないんだよ」と言うと、「うーん……」と。「お腹は痛いんだけどな」「まあ、腹痛は薬のせいもあるってあなた言ってたしね……そうなのかな……うーん……」私の下腹部をひと撫でてから出勤していった。

 

この日、チェックワンファストでも真っ白陰性。dotest!様もしかり。

 

36.68℃

身体が生理モードに突入する気配。

黄体ホルモン5mgでは支えきれぬのか……。

 

BT6〜BT7  フライング無し

この日からフライングはせず、完全に諦めモード。どうせダメなら週末生理が来るでしょうから、調べなくてもね、という心境。

今までの周期では、あんなに真実を知りたかったし、1日に3本4本検査したこともあったのに、今周期はもうダメ押しで真っ白な検査薬を見る元気がないからか、検査に対して消極的になっています。

在宅ワーカーなのでやろうと思えばいつでもできるし、何度か「やっておくかなあ……」と頭をよぎるも、気力がなくできず。願っても、心の目で見ても、なにをどうしても見えない線を、縋る気持ちで眺めるのが辛すぎる。

目の前のお仕事をこなして過ごしました。

BT6には黄体ホルモンの服薬も終わり、体温が下がってきた。

ただ、変わらず下腹部痛と頻尿はあり。(冷えただけかも)

 

ただ、この日やっとやる気になって調べたこととして、今後の治療において転院するにしても、これほどまでに着床しないのであれば、TORIO検査は必要なのではないか、であれば、先進医療はもしかすると生命保険から出るのではないか、ということでした。

 

今保険を使い切ってしまった自費治療突入勢としては、先進医療をどれだけ受けても特約からの給付はないであろう、と思い込んでいた。けれど、なんだかホームページを読むに、あれ?別にそうとは書いてないな??と思っていて、ワンチャンあるかな、と思っていたのです。

そして、コールセンターに電話をすると、どうやら自費診療との抱き合わせにおいても先進医療分は給付されるらしい、ということが分かりました(保険の担当者は私の母の友人なので、あまり詳しいことを話していなくて、かつ、おそらく本人もすぐには応えられないであろう事が分かっていたため、頭越しですがコールセンターを利用しました)。

これは本当に嬉しくて、やっと今回の治療で何か得られたような気が。

結婚したときにずいぶんと生命保険をスリムにしてしまったけれど、あの時に「私はいずれ婦人科系の何かとかガンとかやりそう」と、最低限の先進医療特約と入院給付(掻爬で助かった〜)だけは訳も分からず削らなくて本当に良かった。

 

残った胚はグレードで言えば優先順位が後回しになってきた子だけど、だからといって無駄打ちはしたくない。次は移植じゃなくTORIO検査というのもアリだぞ、と考え、更に悩む。夜、ノビオリに鮮血。いやいや、黄体ホルモンよ……。

 

BT7には茶オリが数回。身体がほぼ「はーい来たよー生理だよぉ」モード。下腹部の痛みが今までのチクチク感ではなく、ずーんとした生理痛。知ってる。これ覚えがある。

ロキソニン飲もうかな、と考えるレベル。この日はおりものシートではなく、ナプキンを当てて寝ました。

 

ただ、今までの移植周期は中2日で出血があったのに、今回はなんなら黄体ホルモンをやっと飲み終えたばかりと言うときにもうっすらと出血らしきなにかがあったことだけが気になる。明日生理が来るのだろうけども、一度も今までの移植では出血の影を見ていないので、もしかしたら、ほんのちょっとかすってくれたのでしょうか……。この下腹部痛が、やっぱり私の思い違いで以前のようなチクチクと変わらないものだったりしないかな。しないか……。