店内は、多くの若者たちであふれていた。

雑誌を立ち読みする者や、スナックを物色する者、そしてアルコールなどの飲み物を選んでいる者。

さまざまな人が店内を行き来していた。

エリカも、そんな人たちに混じって紙パックの野菜ジュースと、おにぎりをひとつ選びレジへと向かった。

レジは店員の数も少ないため、数人の列となっていた。

その列の最後尾に並んだ。

前の人は、缶ビールを数本抱えた茶髪の少年。

バンド活動をしているかのような格好をしていた。

レイカの後ろには、少しよったサラリーマンがついた。

程なくして自分の番になり会計を済ませた。

小さな袋を持って家路を急ぐ。


深夜女性の一人歩きである。

万が一を考え周囲に気を配りながら少し早足であるいた。

幸い少し前方に男性があるいている。

彼の後をつかず離れず歩いていくのが一番安全だろう。

そう考えながら一定の距離を置き歩いていた。


レイカ家は、鉄道の駅から7分ほどのところにある。

決して数は多くない商店街からはずれ、住宅街の中にあった。

途中、公園や、ちょっとした工場が立ち並んでいた。

街灯はあまり明るくはないものの、道を照らすには十分であった。


夏の夜。

副都心に近いこの駅には、もう12:00を超えようとしているのに多くの人たちであふれかえっていた。

花火の後の余韻を楽しむように、そこここに人が座って話し込んでいた。

中には酔っ払って大声でどなてっているものがいたりしていた。

若い男も、女も、夜を楽しむように語り合っていた。

しかし、夜も12:00.

家路を急ぐ人もいれば暇そうにしていう人もいる。

コンビには、そんな人たちがふと立ち寄る場所になっていた。

そこに、レイカも買い物をするために立ち寄った。