しかし、自分でも何でこうなるんだろうと、つくづくいやに成るわけで・・・ でもまずいよな~同じ部屋に男女2人きり、早く帰ろう。 部屋に入るとその綺麗さにビックリした。 部屋は整っているし、きれいに掃除まで行き届いているようだし、さすがだと思った。 「すごく、きれいにしているんだね」 「え~そうでもないですよ、でも掃除が好きですから」 「いい嫁さんになるんじゃない?」 「女性はみんなきれいずきですよ」 「まあそうかもしれないけど一人暮らしだと、ずぼらになったりしそうだから」 「私はそういうの嫌いなんです」 「いいよね、旦那さんになった人は喜ぶと思うよ」 「そうですかね~まあそこら辺にでも座ってください」 「うん」 「ビールでいいですか?」 「うん、ビールでいいや」 「つまみはお菓子しかないんですよね」 「別にいらないから」 こうして暫し飲みながら話していたら、メールが入ってきた。 今、どこに居るの?今日帰れるの?という内容だった。 「奥さんからですか?」

 彼女が気にして聞いてきた。 「うん、俺もうそろそろ帰るよ」 といって席を立とうとしたら、彼女がいきなり抱きついてきた。 「今日1日だけ、私にいただけませんか」 「え、帰るなってこと」 「えぇ 帰らないで下さい、私本当に部長の事が好きなんです 離れたくないんです」 「でも、そんなこといわれても」 「わかってます、もう二度とこんな我がままいいませんから 今夜だけは一緒に居てください」 そういってすごい力で抱きしめてきた。

こうなるのではないかと思ってはいたが・・・ カミさんは愛しているし、ローズも好きだし、この上なみさんとまで 付き合わなければ、成らなくなりそうで・・・ でもこのような状況で彼女を突き放して帰ってしまって、後で会社で今日の事やローズの事をバラされたらどうしよう、カミさんに何て言って言い訳しようか? 数秒ではあったが考えて出した答えは今日だけを乗り切ろうだった。 なみさんは自分の弱みを握っているし会社でばらされたら、職を失うしカミさんとも離婚になるかもしれないから・・・ 彼女の気持ちを汲んで、今日1日だけ彼女と居てあげようと考えた。 「なみさん、待って じゃあカミさんにメールだけしてもいい?」 「えぇ わかりました」 カミさんに部下の自宅に泊めてもらうから翌朝家に帰るとメールを入れた。 打ち終わるとなみさんがいきなり部屋の電気を消した。 「どうしたの、電気消したら何も見えないよ」 「えぇ 服を脱ぐので消したんです。 恥ずかしいから」 「まだ、ビール飲みかけだから・・・」 「一緒にシャワーしましょう」 もうこうなったら、行くとこまでいかないとと思い

自分も服を脱ぎ、彼女の背中に回り後ろから抱きついた。 なみさんの体がやわらかくあたたかい、そのままの状態で風呂場へ向かった。


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グラスが来ると彼女が 「部長、乾杯しましょうか」 「え、何に?」 「こうして2人が出会えてことに対してですよ」 

「そっか、じゃ乾杯だ」 「乾杯!!」  こうして盛り上がっていた所まではよかったが 「部長~」 といいながら肩にもたれかかって来た。 「どうしたの? 酔ったんじゃない?」 「酔ってません」 と言っている人ほど酔っているから。 「大丈夫?」 「大丈夫じゃありません~ 部長~」 と言いつつ今度は抱きついてきた。 確かに端の席に座っているからといってあまりにも大胆である。 2人しか居ない部屋ならともかく、ここはお店だから・・・まずい。

「ね~ もう帰ろうか?」 「大丈夫ですよ、まだグラス空いてませんし・・・ 部長も飲んでください。 飲みが足りませんよ」 って君が飲み過ぎだから・・・ しばらくすると、彼女も落ち着いてきたので店を出た。 「あ~もっと部長と一緒にいたいよ~帰りたくないよ~」 「ばか、早く帰らないと親が心配するよ」 「その点なら心配いりません、私一人暮らしなんで・・・ だから大丈夫で~す」 「そうなんだ、でも時間もかなり遅いし・・・」 「まだ12時過ぎじゃないですか」 「12時過ぎれば遅いでしょ」 「でも、電車あるかな?」 「え、最終って何時?」 「確か12時半ころだと思ったんですけど・・・」 「え~、じゃあぎりぎりじゃないの?」 「大丈夫です、もしもの時はタクシーで帰りますから」 「そうか・・・ じゃあ近くまで送るよ」 「え~ほんとですか、うれしい~」 そういって大きな通りに出てタクシーをひろった。 「あれ、自宅ってどこだっけ?」 「中野です」 「じゃあ、運転手さん中野までお願いします」 こうして彼女の自宅へと向かった。 車の中が暖かだったせいもあって2人は眠ってしまった。 30分くらいたった頃タクシーの運転手が中野の駅に着いたことを知らせた。 「起きて、なみさん着いたって」 「う~ん、ここどこ?」 「自宅の近くの中野駅だよ」 「あ~そうだ、じゃあここから歩いて帰る」 「そう、じゃあ僕はここでこのままこのタクシーで帰るから」 「え~うちまで送ってくれるって言ったじゃないですか」 「だから、自宅の近くまで送ったでしょ」

 「自宅まで歩きたいから一緒にお願いします」 「わかったよ、じゃあ運転手さんここでいいです」 と告げ支払をすませ、彼女の自宅へと歩き出した。 「わりと近いんですよ自宅」 「だから、タクシーでそこまで送ったのに・・・」

 「部長と歩きたかったんです」 「そっか、わかった」 ちかくのコンビニに寄りたいというのでそこに立ち寄り、「ここで待っていてください」 と言うので店先で待っていると、ビールとチューハイを数本買って出てきた。 「また飲むの?」 「そうです、自宅で部長と2人で」 「だめだよ、もう遅いから俺帰るから・・・」 「何でですか?私の事嫌いなんですか?」 「好きとか嫌いではなくて、ただ単に遅いし一人暮らしの君の家に入るなんて・・・」 「大・丈・夫

襲いませんから」 「そういうことでもないから・・・」 そうこう言っている内に彼女のマンションの前に着いた。 「ここです、私の家は」 「結構いいマンションに住んでいるんだね」 「いえ、そうでもないんですよ築は古いし、部屋も1DKなんです。」 「でも、一人ならよくない?」 「えぇ、私なりに気に入っています。まずは入って見て下さい」

 「じゃあ、少しだけだよ」 と言って彼女の言うがままに従いついに彼女の部屋に入ってしまった。


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店に入ると店員がすぐさま席へと案内してくれた。 「ここのボーイさん結構ハンサムが多いって有名なんだよ」

「そうなんですか」 って言ってはいるが、全然興味なさそうである。 まずは注文をと思い店員にオーダーした

「ジン・トニックとカシスオレンジ」 ここの飲み物もおいしいから、あまり飲みすぎないようにね 「はい、程々にしておきます」 素直なところがかわいい。 「あの~聞いてもいいですか?」 「ん、何」 「部長は外国人に対して抵抗とかは無いのですか?」 「そうだね、全然と言ったらウソになるかもしれないけど、あまり抵抗は無いね むしろ昔から外人に対しては興味があったから」 「そうなんですか・・・」 「私のような純粋な日本人はだめですか?」

 「ダメじゃないよ」 「そうですか、よかった。 私にも少しは望みが出てきた。」 と言いつつ傍に寄って来た。

「本当は私、自信が無かったんです」 「なんで、君くらい美人なら男の方から寄ってくるでしょ」 「いえ、そんなことないです」 「またまた、謙遜しちゃって」 「本当にありません」 言葉口調が真剣だったので、ちょっとビックリした。 「わかった、ごめん」 「いえ、怒ったわけではないんです。すみません」 「いや、こっちこそ からかってしまって」 なんとなく気まずくなったので、飲み物を追加オーダーした。 「同じものでいい?」 「いえ、もう少し強いお酒がいいです。」 「え、大丈夫なの?」 「全然大丈夫です。少し酔いたいですし」 「じゃ、ウォッカ・マティーニを2つお願いします」 と注文すると同時に 「ごめん、ちょっとトイレに行ってくる」 といって席を立った。 といあえず、カミさんに少し遅くなるって電話しておこう・・・ 「もしもし、俺だけど」 「あ、あなたどうしたの?」 「少し帰りが遅くなるから・・・」 と言ったと同時くらいに 「また、遅くなるの何で?」 と言い訳に困るような質問を返してきた。

 「社員の相談に乗ってやっているから・・・」 「たまには、週末くらい早く帰って来てよ」 「わかったよ、今回だけだから・・・」 「何で、今回だけってわかるの?」 ギィクっとした。 やばい、返答を誤った。 「そうだな、お前の言うとうりだ、ごめんごめん」 「わかったから、なるべく早く帰ってきてね」 「うん、ごめんな」 と言ってすぐさま電話を切って、なみのもとへ戻った。 するとなみのグラスが空いていた 「もう飲んじゃったの?」 「はい、すごくおいしいですね」 「後から酔いが回ってくるよ」 「そうしたら、介抱してくださいね」 「ダメだよ、あんまり飲み過ぎては」 「わかりました、じゃあもう一杯で終わりにします」 「わかった、じゃあ同じものでいい?」 「はい、お願いします」 少しほろ酔いぎみに見えていたが、大丈夫だろうな~と思った。


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