お花×花瓶×飾り方、やり方変えて続けられそうな感じになりました。素晴らしいスーパーのお花束が手に入れられたのです。

なお、それに伴い前の記事群のタイトルのみ微修正。どちらもスーパーのお花束とはいえ明確に区別したいので。

 

さて、新たな街には道の駅っぽい産直市場がありましてね。

そちらのおつとめお花束が大変よろしゅうございまして、いつか買おうと思っていたの。通常のお花束も新鮮でお値打ちで、かつ飾りやすそうなものが多く、何と素敵な産直市場、と思っていたの。

そこになななんと、完璧なスーパーのお花束が売られてましたわ。ガーベラ、フリージア、スプレーカーネーション、スターチス、カスミソウ、各一本ずつで税込み547円。

お花の種類といい色といい、スーパーのお花束として完璧な組み合わせでしょ。

 

これでも落ち着いたものを選んでおります。もっとすんごいのもあった。しかし怖じ気付いて、難易度中程度のものに逃げちゃった。

 

適当深水中。どうしようかね。

スターチスのボリュームが想像以上だわ。スターチス入ってると一気にスーパーのお花束感が増す。

予想通り、こういったタイプのスーパーのお花束ですと、お花の個性がバラバラで全体の雰囲気が掴みにくいため似合う花瓶が思い付かない。全く思い付かない。

そこで、前回学んだ気配を消す系花瓶の登場です。

お花と花瓶と雰囲気を合わせようとするからいかんのよ。花瓶にはひとまず無色透明でいてもらうことにする。

計画では花瓶群1~3を試すつもりでしたが、【花瓶群1・適当な器】というのが難しい。スーパーのオーソドックスなお花束編では何を選んでも適当な器レベルになるおそれがあるので、【花瓶群3・私セレクト】中心に進めます。

 

ズボッ。

そらこうなりますわな。

 

お花はね、どれもとてもかわいいんです。それは間違いない。でももうちょっと何とかしてやれるよね。

 

以下、頑張った過程とともに。


カーネーションは小振りですのに色のインパクトが強いので、その子たちをどうしたらいいかしら。

散らばってもらってても色の強さでグイグイ来るし、かといってメインになっていただけるような量でもない。どうしよう。


黄色いお花を含むスターチスの色とフリージアの色の組み合わせはとても好きなのよ。かわいい。

その色に、サーモンピンクのような、淡い蛍光オレンジのようなガーベラまではどうにか。
おや、右側に色の無い広い空間が。

 

そこにカーネーションをパラパラとイン。

頑張った。全お花飾れた。これが私の限界。 

 

スーパーのオーソドックスなお花束の場合、まずはいわゆる「長さ」の調整が不可欠と思います。その上で、飾る時にも頑張って色々と工夫した方が良いと思います。

特にスターチス、かなり細かく切り分けた上で向きを考えて飾らないとお花の顔が見えない。そういう難しいお花がしれっと組まれているのがスーパーのお花束。面白いわ。

 

ただね。残念ながら、工夫して頑張って飾れば素敵に仕上がる、とは私には言い難い。本当に残念ながら。

こんなこと言うなんてスーパーのオーソドックスなお花束に大変申し訳無いが、やはりお花束そのもののまとまりの良さは飾った時の完成度を大きく左右する。もちろん、お花それ自体はかわいいという前提ですが。

かわいいんですよ。ガーベラの曲がった首もカーネーションのピンクも良い香りのフリージアもモリモリスターチスも安定のカスミソウも、全部ぜーんぶ、かわいいんです。でもね、ごめん。

それと、これも真実なので申し添えておきたい。弘法大師は筆を選びません。センスと技術のある方はきっとお花を選びません。

 

とりあえずここまで。

スーパーのお花束好きとしてスーパーのお花束を褒め称えたいのに上手くいかない。

次回、混沌を生み出します。