お花×花瓶×飾り方、印象を決める要素を探る試みの第一弾・スーパーのお花束編。
計画はこちら↓
計画段階では、スーパーの典型的なお花束でやってみるつもりでした。例えば、スプレーカーネーション+スターチス+季節のお花何か、みたいなの。ありそうでしょ。そして難しそうね。やり甲斐あるわね。
しかし、何ということでしょう。移り住んだ国にはそういうお花束売ってないの。探したんだけど見つからないの。スーパーのお花売り場が充実してるの。有り難いわ。
という訳ですので、図らずも何だか整っているスーパーのお花束でやってみることになりました。
ラナンキュラス、スカビオサ、スイートピー、ユーカリ、それそれ1本ずつで税込み437円。春らしい、そしてお洒落な組み合わせよ。広告のお品だったみたい。誠に有り難い。
ところがね、スーパーのお花束をこの価格で手に入れてしまったことにより、お洒落なお花屋さんのお洒落なブーケと比べられなくなるかもしれなくなった。このお値段ではたぶんお花屋さんのお洒落ブーケは買えない。比較するという計画、いきなり頓挫。どうしようかな。
気を取り直して適当深水中のお花を眺めましょ。
青みピンクがとてもかわいい春のお花束。ユーカリの緑色ともよく馴染む。いいわ。スーパーでこのお花束、有り難いわ。
ピンクのヒラヒラ&フワフワというフェミニンなかわい子ちゃんたちなので、その雰囲気に合う花瓶・合わない花瓶を選びます。
【花瓶群1・適当な器】
選んだのはこちらの空き瓶。
フェミニンなお花に対して、ちょっぴりカクカクしたスタイリッシュな雰囲気。空き瓶ですけどね。
敢えて似合わなさそうなものでチャレンジよ。
ズボッと飾るとこう。
不思議な余白が生じている。
もっと適当にズボッとやればよかったと反省。そうした方が比較した時にきっと面白い。
頑張って飾るとこう。
ラナンキュラスのまだ小さなお花と蕾の丸い形がかわいいわ。
頑張らないより頑張った方が整っている。そして意外なことに、花瓶のカクカクした感じとお花束のかわいらしさのちょっとしたズレがそれ程気にならない。適当な花瓶でも頑張って飾ったらどうにかなるということか。
それとも、ちょっとしたズレという私の認識がそもそも誤っていたか。
【花瓶群2・お洒落花瓶】
小雪ではなくオマジ雄にした。
お花はフェミニンだけどカジュアル仕立てにしたい。可愛らしい顔立ちの方のカジュアルスタイルが好きなのでね。
オマジ雄の一輪挿しユースに近付けるべくスカビオサには外れて貰ってます。ボリューム出過ぎちゃうの防止。
ズボッ。
上手にズボッとできた。そうそう、この感じ。
頑張る。
ラナンキュラスの蕾とユーカリのカーブがかわいいね。ズボッとやった時のフォルムよりもバランスが良い気がしますよ。左右に何かを勢いよく飛び出させれば、オマジ雄も一輪挿しユースしなくて良さそうね。バランス取りやすかった。これは新たな発見だわ。
ピンクのヒラヒラ&フワフワお花束ですが、ボーダーでカジュアルにしたかったの。だから雰囲気のズレとかミスマッチではなく、目指していた仕上がりです。
【花瓶群3・私セレクト】
分かりやすくフェミニンなので、カーブが女性的な白鶴丸と、丸っこいかぼちゃんを合わせてみましょうか。
素材も形も異なりますが、何故かちょっと雰囲気似てる二つ。
まずは白鶴丸にズボッと飾る。
間違い無くユーカリが長い。花瓶によっては大胆にこの長さもアリかもしれませんが、今の私にそういう狙いはないのでね。
やはり長さの調整は大切。勿体ないと感じてしまうけど思い切って調整できるようになりたい。
続いて白鶴丸に頑張って飾る。
やはりユーカリは半分にしたい気分。
茎に動きのあるお花や葉っぱは愉快な感じになるわ。
お次は、さわやかクリアガラスのかぼちゃんに、ズボッ。
おや。
どうにかする余地はあるけれど、何だかそれなりにまとまっているような。
ちょっと頑張ってみたけどそんなに変わらないかしら。
ユーカリを手前にビヨンってしたかったの。
さらに頑張ってみたけどどうかしら。
お花をギュッとまとめたかったの。
かぼちゃんは、かぼちゃんだからなのかどうやってもそれなりになるのかもしれない。それとも、お洒落にまとまっているスーパーのお花束とかぼちゃんとの相性が良いからなのか。
やっぱり、申し訳ないがまとまっているとはちょっぴり言い難い典型的なスーパーのお花束と比べてみたいわ。お花束としてのまとまりの良さというか、言い方失礼ですけどお花束の完成度も影響大きいかもしれんよね。
取り敢えず長さを保った状態のお花束で試してみました。
短いのもちょっとやってみてますので、続く。
ほぼリアルタイムでご紹介というお引っ越し前の書き方だと、何だかいまひとつね…、というのをわざわざ大量に載せるようなことはしにくいし、そもそもそういう状態を生み出さないようにしているので、この機会に色々試して比べることができて大変楽しかったわい。