お酒の瓶は、ミルクジャム同様お洒落なものが多いわね。
左から、りんごちゃん、カミシモ、フラス子、と呼んでます。
 
りんごちゃん。
底の直径4㎝位、高さ10㎝、口径5.5㎝。りんごのお酒のシャーベットの容器。
高台みたいなのが付いており、非常に花瓶っぽい。空き瓶ですのに口がネジネジしてないのも良い。よく見ると継ぎ目がありますが、そんな小さなことは気にならない程よくできた花瓶。これはもう、間違いなく花瓶。
 
りんごちゃんは曲線で構成されてますので、丸っこいお花と相性が良いと思いますよ。
カンパニュラ型なのでカンパニュラがよく似合うこと。
下2種のお花の蕾は、茎の様子が異なるね。
ダリアの蕾の茎は勢いよくピュンと飛び出ている一方、トルコ桔梗の蕾の茎は、飛び出てはいるけれど緩やかにカーブしている。下を向いている子もいて、勢いは控え目。そして、そちらの方が何だかまとまっている。
たとえ蕾が丸くても、茎の勢いを感じさせてしまうと直線的な印象が強くなり、りんごちゃんのせっかくの穏やかなフォルムとはあまり馴染まないのかな。りんごちゃんに飾るなら全体的に丸みを帯びた感じにしたいわ。
 
りんごちゃん、もっと使ってると思ってましたがそうでもなかった。このサイズだとお花の量がそれなりに必要で、ケチケチ星人には難しいからだと考えられる。ケチなのは体質だからしょうがない。
 
続いて、一輪挿しのカミシモ。
高さ17㎝位、一番太い部分の直径7㎝位、口径2㎝位。
こちらもお酒の瓶なのに高台が付いている。さらに、細かい粒々模様がグラデーションで入っている。これは一輪挿しにされるために作られたお酒の瓶と言ってよいのではなかろうか。むしろ、お酒入りの一輪挿し。
 
カミシモは、スカビオサのちょんまげリョウマを飾るために買いました。
このちょんまげ、個性が強過ぎて合う花瓶がなかったのです。ちなみに名前のカミシモは、ちょんまげのボディ部分だから。
 
ちょんまげのように顔がおもしろかったり、茎の形がおもしろかったり、生え方がおもしろかったりするお花を飾る。
おもしろ成分多めがいい。
 
なお、オーソドックスな雰囲気のお花だと、こう。
わざわざカミシモ使わなくても他に似合う花瓶あるんでは、という仕上がり。
カミシモ、ガラス製でシンプルなように見えるけれど形や模様に個性が感じられる。変わり者のカミシモには変わり者をぶつけたい。
もしかしたらガーベラでも、特殊な咲き方のものだといけるのかも。爆発待ちの子たちとかね。
 
最後、一輪挿しのフラス子です。
高さ18㎝位、一番太い部分の直径13㎝位、口径2㎝位。
iichikoと書いてありますが、いいち子は既に居るのでこの子はフラス子。
 
フラス子はお洒落過ぎて、申し訳ないが完全にもて余している。
頑張ってコレよ。
 
以下、撃沈した記録。
何だかこれじゃない感。カミシモと同じく、無理してこれに飾らなくても他にあるんでは、と思ってしまう。
何でもいいはずなんだけど、私の中ではしっくりこないのよ。
 
お花を花瓶に飾った時に、お花も花瓶もどちらも一層素敵な感じになることを目指しております。フラス子だとそれが難しく、お花も花瓶もどちらも普段通りのお姿で落ち着いてしまう。一体何を飾ったらお互いの魅力を引き出し合えるのか。
 
今のところ、お花より緑色成分メインで飾った方が目指すものに近くなるかなあとは思っている。
丸いボディが薄いガラスでできているため爽やかで、さらにそこからスラリと伸びる長い首がスタイリッシュ。緑色成分だとその点が活かせるからかしら。分からん。けど、色々なお花や葉っぱを飾ってみながら考えましょ。試行錯誤が楽しいのよ。
 
ちなみにいいちこのサイトには、飲み終わったら花瓶として使えるよ、というようなことが書いてあったと記憶してます。今はどうだろ。
 
小山の季楽さんで見たこちらも恐らくお酒の瓶。右側のね。
うちにもスライムちゃんがいるよ。
 
花瓶として使うことを想定してデザインされたんではないかと思う程、お洒落なものが多い気がします、お酒の瓶。実質無料でお洒落な花瓶が手に入れられる。ありがたい。