おうち大好きなのに、毎週のようにお出掛けしている。信じられない。

先の週末は、小山市の着物イベントでした。

市役所とその周辺が恐らくメイン会場。しかしちょっと離れた所にある400年前のおうちでも特別な着物イベントが同時開催されていたので、そちらにも行ってみました。

 

豪農屋敷・門善屋。

敷地内には季楽というお蕎麦屋さんと偕楽亭という離れがあります。イベント当日は季楽さんが和カフェになり、お抹茶などいただけました。

季楽さんの中の、土間。

梁が見事。

母の実家、建て替える前はこんな感じの土間がありましたので非常に懐かしい気持ちになったわ。

 

レジ横にはお花が飾ってあったよ。

ダリア様とジニアちゃんね。右の花瓶は見たことあるヤツ。やっぱり使うよね。

 

離れの偕楽亭の、縁側の戸。

強そうね。

しかし縁側、幅が広いわ。大きなお宅だわ。

 

欄間。

こういうのも面白いわ。

 

偕楽亭の中には色んな着物やいけばなの作品等が展示されてました。あとね、和裁技能士さんが裁ったり縫ったりなさる様も間近で見ることができました。この企画がすごかったのよ。

 

和裁技能士さん、コンクールで金メダルを獲得される程の素晴らしい腕の方のようです。加えて、とても素敵な方でした。

織りの一部のように縫うのだそうです。また、布のありたいようにあってもらう、という姿勢で布目を通すのだそうです。

 

仕上がりが美しくなるように、と布で何かを作る時に布目を通したことはありますが、布のありたいように、という意識はありませんでした。そうした方が綺麗に仕上がるから、としか。

思えば自分で着物を着る時も、着物のありたいように着るとちょっと信じられないぐらい心地好い。程よく着ることができた日は雑な部屋着で過ごすより身体が楽なのでずっと着ていたくなっちゃう。逆に、着物に対してこうあって欲しい、とアレコレ引っ張ったり押さえつけたりすると大変窮屈。

私が手を加えて形を整えるのではなく、着物が自然にそういう形になるように身体に添わせると上手くいく。ホントにね、着心地が全然違うんです。見た目はきちんと、その上身体が楽なんです。

(こういうと、着物って着るの大変なのね面倒なのね、と思われてしまうかもしれません。が、着方による着心地の違いを感じたり、より快適に着る方法を探ったりすることも非常に面白い。試行錯誤しながら身体に優しく綺麗に纏うことができれば、達成感も得られ、癒し効果も抜群よ)

何事も自然に、抵抗せず、それの良いようにすると何かいい感じ、ということなんだと思いました。

これって、お花飾る時にもいえることなんじゃないかしら。というか、あらゆる物事がそうなんじゃないかしら。

 

小山市はハト麦の生産が盛んだそうなので、道の駅思川にある小山食堂さくら でハト麦プリンを頂きました。

多分、ハト麦をハト麦として認識した上で食べたの初めて。プリンは香ばしくてミルクティーのような味でした。本当にミルクティーのプリンかと思った。添えられたカラメルソースは無くても十分な甘み。美味しかった。

左側のはハト麦茶。ハト麦茶をストレートで飲んだのも多分初めて。少々のお薬感ありつつも何だか懐かしい味。

 

道の駅思川にはジェラート屋さんもあり、ハト麦ジェラート食べてみたかったけれどその日は予想最高気温一桁だったので自粛。せっかく着物冷え取り健康法を実践しているところなのに内臓から冷えちゃうからね。

 

着物イベントに三週連続で参加し、それぞれの雰囲気をそれぞれに楽しみました。実施された街によってかなり違います。その違いが楽しいし、興味深い。

とりあえず今後も着物を楽しく気持ち良く着続けようと思いました。