愛でもくらえ。 | 森の暮らし

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愛を「いただこう」なんてずうずうしいよね。

―文庫本のまえがきにかえて
byビートたけし





確かに、最近の私は
「愛」とは
与えられるものではなく
与えるものだと解釈している。

こう考えるようになったのも、
あの本『秘密のたからばこ』
(佐藤和也著・明窓出版)を読んだお陰なんだけど。

だから、今のアタシがなんで愛されていないの?…というと、与える愛が全然足りていないんだと思うわけで…。
ほら、そーゆーのには
主語とか関係ないから、
不特定の誰かのために優しくすること自体に意味があるとゆうか、、、
これは自分がこれまで生きてきて、なんとなく分かってきた人生哲学みたいな定義なんだけどねッ☆





アタシとおんなじ今ひとりぼっちの
アナタに捧げる―愛の詩*・゚





〔無題〕
青い空がこんなに悲しいと思いませんでした

春の日差しがこんなに痛いとは思いませんでした

ぼくの心のぬくもりはどこにいってしまったんだろう
きれいな花が悲しいと気がついたのはいつからだろう






〔無題〕
また「いつかね」と君が笑って去っていきました
ぼくは親にはぐれた小鳥のように
じっと息をこらして立っていました
ぼくの愛は紙ヒコーキのように
君には届きません
とぼとぼ歩くぼくの影が十字路に伸びて
トラックがひいていきます
ぼくの愛が君に届くまで
君のほめてくれたスニーカーをはいて
都会にまぎれて歩いていきます
ぼくの涙が星になるまで
君の好きだったカンコーヒーを持って
ひとりブランコのようにゆれています
写真の君は何にほほえんでいたんだろう
ぼくは夏にはぐれたホタルのように
そうっと息を殺しています
ぼくの愛はほつれたボタンのように
君には届きません
公園の片隅でいつもふたりで乗ったブランコが
ぼくをなぐさめるようにゆれています






〔無題〕
君にもらった天使は
今日もぼくの部屋で引っ越しをしている





以上、
ビートたけしさん作ポエム。



オレの『あの夏、いちばん静かな海。』を見てくれた人はわかると思うけど、いっさいの会話がなくても男女の関係は成立する。そう思いたい。

オレにとってのある種の理想形なのかもしれない。
人間、基本的にはどうしてもフィジカルな接触というか結びつきが愛だと思っている。
そうではなくて、…同じ空間にもうひとり自分の愛する人がいるだけっていうのが理想だとオレは思う。
口もきかなくて、お互いに好きなことをやっているんだけど、そばにあの人がいるという安心感だけはあるというのがいちばんだと思う。
(中略)
あなたがポツンとそこにいるだけでいい、そうなってしかるべきだと思うよ。
そのぐらいは人間の頭って進化してもいいと思う。


『愛でもくらえ』
(ビートたけし著)
―本文より―




近頃のアタシもまったく同感…ドキドキ


やはり
【真実の恋愛小説】
『秘密のたからばこ』
著者:佐藤和也さん

この本を読んでから
こう思うようになった!

身をもって、体験し
気づけることができたんだキラキラ


こんな対象がいるなら
やはりアクションを起こすべきだと思うんだけど…。
それが、なかなか(^_^;)

そんな勇気があったなら、
こんなに寂しくはないかなあ~w




ドキドキ愛を
求めるより
与えるヒトになろうドキドキ


そんなこと思う近頃のアタシ
私の頭も少しは進化したのかな。。。





〔無題〕
スキップをふんでみた
でも何かちがってた
足の指の間に入り込んだ小石と砂、カカトの痛さ
ぼくは汚染されていた




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「あなた、日本人ですか。」

『秘密のたからばこ』
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