懐かしい歌
が頭の中に流れてきました。
スザンヌ・ヴェガの
往年のヒット曲です☆
彼女特有の透明感と
アメリカ人でありながら
パリジェンヌみたいな雰囲気に
とても憧れていました
名曲【ルカ】
彼女の歌声を思い出し、
一体どんなことを
歌っているのかちょっと
気になり調べてみたら、
歌詞は意外なストーリーでした・・・
『ルカ』
スザンヌ・ヴェガ 詞
あの子はルカっていいます
二階に住んでいるんです
ここの上の階です
見かけたことはありますよね
五歳です
やせていますね、
身長も低いです
あれで病院にでも入れればずいぶん育ちますよ
正常の身長体重に戻るんです
そしてまた家に返せば
またそこで成長はとまる
そう、親がなくとも子は育つってね
この場合は、いない方が育つんです
まぁこの子の場合、
まず貧困、
両親ともにアル中気味で、
七歳の兄が一人、
下に妹が一人、三歳のがいますが、
彼らは無傷です、
あの子たちはまぁ普通に、育ってますよ、
ルカだけなんです、
うまくいかないのがね
ルカだけなんです、ぶたれるのがね
タバコの火で焼かれるのがね
寒い外に追ん出されてほっとかれるのがね、ルカだけなんです
ルカだけなんです
いいですか
もし夜中になにか
おかしな物音とかどなる声とか
聞こえたりしたら
きっと私に電話してくださいよ
そして叫んでくださいよ
なにやってんだとかなんとか親に聞こえるように
人の声が聞こえれば親はやめます、その場はね
ルカはなにも言いません
親をかばうんです、ああいう子たちは
こないだもね
頭部骨折、お尻はタバコの火だらけ、そんな子がきてね
誰がやったって聞くとね
ころんだって言うんです
六つの子がそう言うんです
父ちゃんじゃないかって聞いたら、違うって言うんです
親をかばうんです、あの子たちは
親らしいことはなにもしてないはずなのにね
聞かれるのさえ嫌がります
聞けば聞くほどカラの中に閉じ込もって
家ん中じゃひっそり親の目につかないように
でも相変わらずなぐられつづけて
頭蓋陥没、腹腔内出血、脊椎破損
死ぬかもしれませんね
あるいは
どうなるんでしょうね
親になってまたコドモをなぐるか
基本的には
誰もなんにも言えません
親のやることですから
煮てくおうが焼いてくおうが
親のやることですから
この静かな歌は
【虐待】がテーマになっている
クールに歌い上げ、
淡々とした
あのメロディーには
こんな社会風刺が
隠されていたとは…
昨日はじめて気付かされました。
そして、昨日のテレビのニュースからは、
なぜ私の脳裏にこの歌が浮かんで来たのか、なるほどと納得するようなニュースばかりが飛び込んでまいりました…。
最近、とくに
このようなシンクロは
増えてきたような気がします････
あの本を読んでからは。。。
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