商売として焙煎をして、再現性のあるコーヒーを提供するには、とにかく焙煎あるのみなのですが


ただ闇雲に焙煎しても正しい焙煎には届かないわけです。


焙煎を習っていた時に、


10年かかっていた事が、3ヶ月で出来る時代になった


って言われました。


その先生のお弟子さんは、

3ヶ月は言い過ぎかもしれないですが、3年のうちには出来るような時代になってます。


とも言われたのを思い出しています。


実際のところはどうなのか?


そのお店、50年〜60年やってても出来てないんじゃないでしょうか? 

そのお店のグループに参加されている方で、僕より焙煎歴は長い方も居ますが、酷いコーヒーを作っていたりもします。


それでも10真剣にやれば出来ると思います。出来るようにならないのは、真剣さが足りないからかもしれません。


僕の後に続く人は、きっと1日で出来るような時代になるのではないでしょうか?だってその為に、頑張ってますから。


理論的な焙煎、再現性のある焙煎であれば、習得するのは1日です。なんと言おうが、焙煎は技術ではなく、ただの作業ですから


僕はどんな手順で解決しようとしたのか?ということを書いておくと


口に残る苦味を極力失くそうから始まるわけです。


なぜ極力失くそうなのか?

焙煎全体を通して、間違った熱量を与えているので、味が悪いわけです。


そもそも、全ての工程を把握していない、全ての工程での正しい熱量も把握していない。つまりどうやったって、一度で正解に辿り着くのは無理って思った訳です。


少しずつ修正をしながら、1つ1つ検証していくしかありません。


その作業は、自分でやるか?やったことがある人に教わるか?しかありません。やったことがある人に出会えてたらこんな苦労選びません。


で、僕の経験から分かっている事ですが、焙煎の本から分かる事を頼りに調整を繰り返しているだけで、35年なんてあっという間に過ぎます。


正解は別のところにある事に気づいてやることは、


①正解に近そうな熱量がどの辺りにあるのか?を調べる


この段階は、確信が持てず、何度もと言うか、何年も振り出しに戻ります。


ここに自信が持てる様になって、初めて次に進めます。


②正解に近そうな投入温度がどの辺りにあるのか?を調べる


ここも延々と悩みます。この辺にありそうと言う状態のまま①と②をさまよいます。


③焙煎の工程がいくつありそうなのか?を調べる


どこをどうすればいいかが見えてきて

、再現性も高まってきますが、まだまだです。


修正能力も高まり、学習速度も高まってきて、①②③の組み合わせで最適なバランスを探せる準備が整います。それでもまだまださまよいます。


④焙煎の工程が何段階あるのか?がよりハッキリと理解できる


この辺りでやっと70点くらいじゃないでしょうか?


⑤投入温度と焙煎開始の熱量の最適なバランスはどこにあるのか?が理解できる


焙煎の精度が飛躍的に高まって、再現性も高まります。


⑥各工程の最適な熱量は?が理解できる


リアルにこんな感じですよ!

こんな事を何年も繰り返していたわけです。誤解の無いように言っておきますが、コレが理論的な焙煎を習った結果です。

こう考えると、焙煎教室に通った1年間も、焙煎本に頼った最初の何年かも、本当に無駄でしかなかった訳です。


これらの段階を見てもらって、ご自身で解決出来るかどうか?まずはよく考えてみてください!


チャレンジされるのも良いですが、僕はオススメできません。


123万の焙煎教室に何ヶ月も何年も通っても、商売でやっていける味の再現性と知識は身につきません!


お気をつけ下さいませ!


*お詫び

ただ今、数名の方からアメンバー申請を頂いておりますが、面識のない方の承認はいたしません。大変申し訳ございません。


焙煎を習いに来て下さった方のみに公開を予定しております。また、焙煎を習いに来て下さった方でも、挨拶も無く申請だけをされる方も承認はいたしません。


ご理解頂けますようお願いします。