キューちゃん(セキセイインコ、黄色ハルクイン)


今からウン十年前

私がまだ小学2年生の時

学校から帰ると

あなたは家にいましたね


何の前触れもなく

突然、母に買われてやってきたあなた


鳥かごの下で、ちぎった新聞紙の中に埋もれていた

赤ちゃんインコ


私が飼った

初めての鳥さん

(お世話は親まかせでしたが・・・(;^_^A)


飛べるようになって

おいで!というと

飛んで来る キューちゃん

それが嬉しくて

可愛くて

大好きだったよ


ある朝

キューちゃんが外へ飛んでいっちゃった


母が言うには

そそっかしい父が

お世話の最中に

逃がしてしまったとか((((((ノ゚⊿゚)ノ


半べそかきながら

「捕まえといてよ~」

と言い残して

後ろ髪ひかれながら

学校へ行った・°・(ノД`)・°・


学校でもキューちゃんの事が

心配で心配で・・・


学校から帰ると

鳥かごの中に

キューちゃんがいた


餌の入った鳥かごのドアを開けて

外に吊るしておいたら

キューちゃんが帰ってきたんだとか

えらいぞキューちゃん!

さすがキューちゃん!

・・・て思ったよ

その時の嬉しさといったら

忘れられないな~


帰って来たキューちゃんをのぞくと

なんだかまだ興奮してる感じで

毛並みも荒れてる感じで

なんか野生的な雰囲気


ねぇキューちゃん

何処へ行って

何して来たの?


カラスに食べられちゃわなくて

ホント良かったよ

帰ってきてくれて

ホント良かった



・・・その後もう一回脱走したあなた

母が言うには

また父が逃がしたとか・・・

でもその時も

ちゃんと帰って来たね

やっぱり

あなたは

えらい


大好きだったよ

キューちゃん

ありがとう