役立たず。 |  「がんになんて負けたくない」

 「がんになんて負けたくない」

2009年10月に左肺切除手術後、1年3ヵ月で再発。
イレッサを3年6ヶ月、タルセバで12か月治療したものの、 
多発脳転移・右肺転移・左副腎転移が明らかに。
闘病も8年目に入り、抗がん剤の治療を開始。まだまだ癌との共存が続きます。

体調が万全に戻らないまでも、日常の家事はやれるようになった。

そう思って昨日は、朝のまだ涼しい時間、庭の草むしりを少々…
40分くらいやって、体調がおかしいことに気づく。
気分が悪い…動くと吐き気がする…

部屋に戻り横になるも、気分悪くて、
体勢をどうしたらいいかわからない。
血圧計で測ると、80/50…低い。
指先の震えも出てきて、1人でいるのが心細くなった。

主人は仕事だし、こんなことで電話かけたくない。
これ以上おかしくなるようなら、救急車を呼ぼうと決め、
そうなった時に、あちこち開けてる家の戸締りだけを実家に頼もうと、
携帯握りしめて横になった。

1時間経っても良くならない。
起き上がろうとするとすごい吐き気。
もうダメかな…そう思って、電話した先は実家。
母がすぐ飛んできてくれた。
吐き気止めも入っている定時の薬を飲む時間。
母に用意してもらい、タオルケットをかけてもらって、
もう少し様子をみることにした。
不思議なもので、誰かが居てくれると少し安心して眠れた。

さらに1時間過ぎて、血圧も95/60になった。
吐き気も楽になり、母に大丈夫だからと伝え、
戻ってもらった。
お昼過ぎ、今度は実家の父が来た。
父の大好きな栄養剤をたくさん抱え、様子を見に来たって。

体調はまだだるくて眠くて…といった感じだったけれど、
父に心配かけられない。
…と言っても、母に電話した時点で
心配をかけてしまっているのだけれど。

家の前に停めた父の車の中から犬の声。
実家のトイプーがワンワン。。
一緒に遊びたいところだけど、ちょっとまだ無理。
父にも、もう大丈夫だからと伝え、暑いのにわざわざごめんと感謝した。

80歳の父に77歳の母。
心配かけて私は何をやってるんだろう。

夕方、早めに帰って来た主人。
買い物いくつもりでいたから、冷蔵庫にあんまりなくて、
主人が近くのスーパーに買いに行ってくれた。

仕事もしないで家にいるくせに、
ご飯の準備も満足にできない私。
涼しい部屋で寝ていて、これ以上のぐうたらな奴はいないんじゃないの。
役立たず。
役立たず。
役立たず。


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