心を元気に |  「がんになんて負けたくない」

 「がんになんて負けたくない」

2009年10月に左肺切除手術後、1年3ヵ月で再発。
イレッサを3年6ヶ月、タルセバで12か月治療したものの、 
多発脳転移・右肺転移・左副腎転移が明らかに。
闘病も8年目に入り、抗がん剤の治療を開始。まだまだ癌との共存が続きます。

イレッサを毎日服用するようになって、
冷や汗のでる腹痛が毎日ある。
また、紫外線に敏感になり、長袖でいても、
痒みやひりひり感、湿疹がひどく出る。
気持ちはもううんざり。。

…家の中にいれば安心。
だから、閉じこもりがちになってしまう。
仕事や上司の事など、精神衛生上良くない事ばかりが頭に浮かぶので、
とにかく、夢中で何かをしないと。

仕事にかこつけて、掃除とか手抜きだった。
家の隅々までを掃除するとなると、それはそれは大変。
カーテンを洗濯して、窓ガラスを拭いて、
納戸や押入れの中を整理して、フローリングにワックスかけて…
それから、それから、それから…
休み休みやるから、全然はかどらない。

ひと休みしてブログをのぞく。
1年程前に肺癌で亡くなられた方のもの。
ご家族が書かれたもので、正直、読まなければよかった。
とても苦しんで亡くなられた様子を詳細に記した内容に、
恐怖を感じた。
死への恐怖ではなく、そこにたどり着くまでの苦しみへの恐怖。
ご家族が書かれるものは、闘病している本人が書くものと視点が違う。
心が元気じゃない時は、読んではいけないかも。

息子が使ってた部屋で
高校1年生の時の手帳が出てきた。
10年後を想像して書いたページには、
両親に楽をさせたいと。

悲しいけれど、嬉しかった。
少し、元気になれた。


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