弱音 |  「がんになんて負けたくない」

 「がんになんて負けたくない」

2009年10月に左肺切除手術後、1年3ヵ月で再発。
イレッサを3年6ヶ月、タルセバで12か月治療したものの、 
多発脳転移・右肺転移・左副腎転移が明らかに。
闘病も8年目に入り、抗がん剤の治療を開始。まだまだ癌との共存が続きます。

今日は4週に1度の定期受診日。

結果は、いつものように、2100と低い白血球数。

少しの傷でも、化膿することが多いのは、白血球が少ないからかな。。。


気になるのは、腫瘍マーカー。

少しずつ、少しずつ上昇している。

イレッサは効いていると信じてるけれど、

最近、ずっと、下がる事のない数値が怖い。。。


そういう時期が遅かれ早かれ来るからと、

普通の生活ができる今の時間を大切にしよう

…なんて、さも、わかったふりをしていたけれど、

そんなの、よくできた映画の世界だわ。

本当は…お願い、もっと効いてて…って、合掌してる。


イレッサが効かなくなったら、次はどうする?

再発を経験してる。

抗がん剤は肝機能がもたないから、選択肢が少ない。

仕事しながら治療していくには、病院が遠すぎる。

今の過酷な仕事量をこなす自信なんて全くない。

治療を優先して、仕事を辞めることになるだろう。。


治療費を作るために仕事していたつもりだけれど、

本当のところは違う。

がんと向き合って過ごしていく自信がなかったから。

仕事をしている時には、頭の中から一時だけでも忘れられた。

でも、がんは、体も心も不安定な健康状態をもたらす。

トライしたいものがあっても躊躇してしまい、

考え悩んだ末、結局あきらめることも多くなった。


私を形作っていたものが、だんだん無くなる恐怖を感じる。



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