湿疹は、ステロイド剤が効いて、ずいぶん良くなりました。
まだ完全ではないのだけれど、ほっと一安心。
とっても嬉しい o(^▽^)o
でも、その気持ちを消し去るような、嫌な記憶が……
今日は、知り合いのお見舞いに出かけました。
私が受診している病院とは違う、別の総合病院です。
入院病棟へ向かう途中、白衣の前ボタンはとめず、
ポケットに手を入れて、足早に歩いてくる女医さんとすれ違いました。
マスクをしていましたが、目元の華やかさから、美人さん…だと、
思いました。
が、その瞬間、嫌な記憶がわき上がってきました。
それは、私が、気管支鏡の検査をした時のこと。
肺がんの告知前、確定診断には必要な検査なのでしょう。
苦しい検査であっても、患者は耐えねばならない。。。
検査前、肩に筋肉注射されて、車椅子で気管支鏡検査室へ。
注射してくれた看護師さんは、肩を出す時に、さりげなくタオルをかけてくれて、
頑張ってね…と、笑顔で励ましてくれました。
その後、検査準備室みたいな所で、マスクをした女医さんが、
無言で、私の喉の奥に何度も麻酔を噴霧しました。
目の前の女医さんの目元は、アイラインくっきり、マスカラはっきり、
アイシャドウしっかりで、あなたは本当に医者?と、疑う程でした。
隣の検査室へ向かう時に、私の背中に手を廻し、
「どうして、ブラしてるの?取って!」って。
(何の説明もなかったもの、してるわよ)
脱衣所もないその場所で、
沢山の放射線技師がいるその場所で、
私は、ブラをはずしました。屈辱でした。
女医さんは、タオルをかけてくれることはありませんでした。
検査台に横になり、目隠しされて、後は任せるしかありません。
聞こえるのは、女医さんと指導しているような2人の男性の声。
気管支鏡は、苦しい。
経験のある方なら、おわかりだと思います。(ノ_-。)
咳も出てしまうのです。。止めようと思っても、気管支にカメラを入れるのだから。
その女医さんは、「ちょっと、咳止めて!」って。
咳が続くと、「もう!」と、言って、麻酔を入れてるようでした。
(止められるものなら、止めてるよ。。)
2人の男性と、あーだ、こーだと、言いながら、
時々、あははって、笑いながら私の検査をしていました。
私は、苦しくても我慢していました。
(笑いながらやってるのは、たぶん、異常じゃないからよね)
そう、自分に言い聞かせて。。。
そして、呼吸器内科受診日。
担当の先生は、呼吸器内科のトップの先生。
「肺癌ですね、これから、いくつか検査して頂きます」
………え、何、……
次の診察の人は、この薄っぺらいカーテンの後ろにいるのに…
いとも簡単に肺癌だと口にされ、私は、ぶち切れたのでした。
「気管支鏡をやったあの女医は、笑いながらやってたのよ!
笑ってやってるから、大丈夫なんだろうって、苦しくても我慢したのよ!
あんた達、医者には、どうせ経験を積むだけの実験材料なんでしょうけれど!
どうして、いとも簡単に、がんって言うのよ!(号泣)」
先生は、私の迫力に、顔色変えておろおろ。。
でも、傍にいた看護師さんは私を抱きしめてくれて、
くやしかったのね。。って。
あの時の、女医。
今日、すれ違った人と重なった。。。嫌な記憶。
せっかく、良くなった湿疹がぶりかえしそう…。゚(T^T)゚。