松本清張ブーム!
と言っても、私の中のブームです(笑)
松本清張原作の映画、ドラマも好きだけど、
その足跡を追う番組や、作品にかかわる紀行番組なども大好きです。
今回のブームのきっかけは、このテレビ番組。
先月、NHKBSで放送された新日本風土記「松本清張 出会いの旅路」。
故郷小倉、古代史に絡んで明日香や吉野ヶ里遺跡、「砂の器」に関わる羽後亀田など、松本清張所縁の土地と人を訪ねる番組でした。
その中で私が刺激されてその気になったのが、兵庫県明石市、子午線の通る町の話。
関連作品は『Dの複合』です。
以前読んだけど、「経度・緯度に関わるミステリーだったよな」くらいしか憶えてない(笑)。
で、また急に読んでみたくなって、本棚から文庫本を取りだしたというわけ。
紙が日に焼けてるけど、一体いつの本?
昭和51年(1976年)の11刷だから、学生時代(1975年~1980年)に買って読んだのかな。
そう言えば、その頃、映画『砂の器』を見て、それがきっかけになって松本清張にはまったのかもしれないな(第1次ブーム 笑)。
ということで、懐かしく読みました。
(ストーリーは全て省略)
今読むと、いろいろツッコミ処はあるけど、「あっ、そうそう!」なんて思い出しながら、久しぶりの読書、謎解きを楽しませてもらいました。
その中で一つ気になったのが、ここ。
「砂糖湯のようなコーヒーを喫みながら」という部分。
内容には全然関係ないんだけど、
砂糖を入れた甘いコーヒーを飲む人間としては、
「そんなのはコーヒーじゃないよ」と言われてるような気がして、
かなり気になる一節でした(笑)
松本清張の作品、時々読みたくなります。
謎解きの面白さ、人間心理の描写、適度に硬い感じの文章、・・・・・。
そういった魅力が、突然また読みたくなる理由なんでしょう。
今回は何回目のマイブームになるんだろうか・・・・・。