藤井七段、王位戦第1局を制す! | 花と器~coffee break100のブログ~

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自由な時間ができました。
庭の花木や鉢花の手入れをしたり、
庭の隅にある猫の額ほどの畑で、季節の野菜作りをしています。
四季折々の花を眺め、旅先で買い求めた器でコーヒーを飲むのが、何よりも楽しい時間です。

将棋の藤井七段が、

豊橋市で行われた王位戦第1局で、

木村一基王位を破りました。

 

王位戦は8大タイトル戦の1つ、

各地を転戦しながら7番勝負を行い、

先に4勝した方が勝ち。

 

第1局、幸先の良いスタートでした。

 

1日目、対局開始直前、

木村王位の入室を待つ藤井七段

(向こう正面は、藤井七段の憧れだった、立会人の谷川浩司九段)

 

王位の入室

相手の木村王位は、

去年、史上最年長(46歳)でタイトルを獲得し、

「中高年の星」として話題になりました。

 

「史上最年少」のタイトル挑戦者と、

「史上最年長」のタイトル獲得者との対決、

誰かが意図してつくったようなタイトル戦になりました。

ということで、

29連勝の時の「藤井フィーバー」再来といった盛り上がりです。

 

午前9時、対局開始

 

1日目終了は午後6時、藤井七段やや有利か。

 

2日目、

立会人による「封じ手」開封から始まります。

前日の終了時、木村王位が翌日の指し手を記入して、

厳封しておいたものです。

中に入ってた記録用紙

「明日の第1着は9二の角で2九の飛車を取りますよ(2九角成)」という意味です。

こうすることで、

どちらか一方が、一晩中考えられるという不公平がなくなります。

これが、2日制対局の場合に行われる「封じ手」というシステムです。

 

さて、2日目の対局。

攻める藤井七段が、受ける木村王位の王様を、

徐々に追い詰めていきました。

 

追い込まれた木村王位

そして、

95手までで、木村王位の投了です。

結果としては、藤井七段の完勝だったようです。

 

対局直後のインタビュー

「初めてで充実感もあったんですが、体力面では課題が残ったかなと思います。次回はそういうところも気をつけたいと思います」と語ってました。

確かに、いつもより疲れた様子。

そりゃそうですよね、

朝9時から翌日の夕方まで、

双方8時間の持ち時間、合わせて16時間の頭脳戦を繰り広げたわけだから。

見てるだけでも疲れるんだから(笑)。

 

第2局は、13日・14日札幌で。

その前に、6日の順位戦、9日の棋聖戦第3局(対渡辺三冠)という、

超過密スケジュールです。

 

頑張れ、藤井君!