(九州焼物巡りの続きです)
2016年11月下旬、
佐賀・長崎の焼物巡りをしました。
福岡空港でレンタカーを借り、
唐津→伊万里→武雄→有田→波佐見と焼物三昧。
この中で、武雄焼(たけお焼)というのは、以前は知りませんでした、スミマセン。
何年か前に同じような旅行をした姉夫婦に、武雄のホテルを聞いて、
「じゃあそこにしよう」ということで決めた武雄温泉。
翌朝、武雄の名所の御船山楽園へ。
その園内の一角で、焼物を売ってる方がいらっしゃいました。
そこで買った器です。
ん、取っ手が見えない?
はい、
取っ手が見えないのは、取っ手がないから。
取っ手のないコーヒーカップは、我が家ではこれだけ。
ん?もしかして、もともと茶碗と茶托??
まあ、それならそれで、どっちでもいいけどね。
コーヒーを飲めばコーヒーカップ、
お茶を飲めば茶碗、
どちらにも合う器です。
(逆に、取っ手付きのコーヒーカップでお茶を飲む気にはならないなぁ・・・・・)
小山路窯という窯元さんのコーヒーカップです。
御船山楽園内で販売していたのは窯元さんの奥様、
小山路窯の特徴とか、丁寧に色々なお話をしてくださいました。
工房は少し離れたところにあるそうです。
時間があれば行ってみたかったなぁ……。
可愛らしい素朴な感じの器です。
持った時に、土の感触がストレートに伝わってきます。
和紙染技法という作り方で、
「素焼きをした器の上に和紙を置き、ダミ筆で絵の具を和紙に染み込ませる」と、
栞に書いてありました。
実は伊万里から武雄温泉に向かう途中で寄った幾つかの窯元さん、
気に入ったコーヒーカップがありませんでした。
「もう武雄では買えないかなぁ」とほぼ諦めていた時、
思ってもみなかった観光名所の庭園内で見つけた武雄焼。
いい思い出が出来ました。