またひとり高校生の頃から20代半ばぐらいまで、とてもお世話になったご夫婦の奥さんが亡くなりました。彼女も私と同じタイミングで乳癌の治療に入っていました。化学療法は私の方が先に始めていて、彼女が入院中、髪が無くなっていた私はウィッグ着けてお見舞いに行きました。「抗ガン剤って、どおなん?」と色々訊かれました。かなり進行してから診断されたので、既にあちこちに転移していたようですが、そのご3年余り頑張って殆ど普通に生活していたみたい。お正月に帰省した時、久しぶりにお家へ行って、相変わらずの元気な顔を見たのが、最後になりました。今、新幹線でお通夜に向かっています。