【豆知識】Σ(・ω・ノ)ノ バッグの査定における評価・診断★エルメス・シャネル・ヴィトンなど | 【Coeuriche】上本町の買取販売

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大阪市天王寺区上本町の名物鑑定士が書く徒然古物日記

 

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解説!業界豆知識Σ(・ω・ノ)ノ
 
 
 
 
今日は数あるブランドアイテムの中でも最も持ち込み量の多い【バッグ】について。ブランド古物業界内では査定の際、対象物を目の前にし、「どのようなポイントで評価・診断をしているのか?」を具体的に御説明したいと思います。
 
 
 
 
【並行輸入品の価格】
並行輸入品と国内正規品の小売価格の差が小さいメーカーほど査定額も高く、差が大きいメーカーほど査定額は低くなります。詳しくはコチラ
 
 
【人気度】
同じメーカーがリリースしている商品であってもモデルごとに人気の度合いは様々です。人気モデルは中古でも売れやすく、在庫期間も短いため査定額はおのずと高くなります。
 
 
【状態/使用感】
使用感が見当たりにくいものほど査定額は高く、使用感の激しいものほど査定額は低くなります。中古品として再販するにあたり「国内小売市場で売れる範囲内の使用感か否か」が査定額を大きく左右します。
 
 
【付属品】
付属品に欠損があるか否かも査定額に影響します。中古品であれば箱・保存袋の有無は査定額にさほど影響しませんが、新品・未使用品であれば箱・保存袋の有無が査定額に直結します。
 
 
【素材】
耐久性の高いものほど査定額も高く、耐久性の低いものほど査定額も低くなります。もちろん素材としてのコスト面の問題もあり、高級革素材>牛本革>PVC>キャンバスが基本になります。本革の中でも加工のされ方によって、キズが付きやすいか否かで査定額が大きく開きます。エナメル・パテントなどの特殊加工を施した素材は色移り・変色を起こしやすいため、査定額が低い傾向があります。また、ラタン・ストロー・ラフィアなどは春夏に需要が高まり、スエード・ファー・ムートンなどは秋冬に需要が高まるため査定額も高くなる傾向があります。
 
 
【色】
一部の人気色を除いて全般的に、色の濃いものほど査定額は高く、淡いものほど査定額は低くなります。というのも、暗い色目のものほど汚れが目立ちにくく、明るい色目のものほど汚れが目立ちやすいから。黒色に関しては定番色でもあり無難な色でもあるため、ニーズも高いぶん査定額も高い傾向があります。白色に関しては未使用の状態であれば黒色をも凌ぐ査定額になりえますが、ハンドルなどに使用感が現れやすく、色移りしやすいため中古となると査定額が低い傾向があります。カラフルでポップな色に関しては春夏に需要が高まるため査定額も高くなる傾向があります。
 

 

【年式】
製造年式が新しいものほど査定額は高く、古いものほど査定額は低くなります。また、現行商品であれば査定額は高く、廃番商品になって久しいものほど査定額は低くなります。
 
 
【市場での相対数・在庫量】
中古市場全体での相対数が少ないものほど査定額は高く、多いものほど査定額は低い傾向があります。また、買取査定をする会社・店舗の在庫量も査定額を多少なりとも左右するかと思われます。
 
 
 
 
このようなポイントをブランド古物業者は評価・診断し
【中古平均小売価格】
【業者間取引価格】
と照らし合わせながら査定額を算出しております。
 
ただ、全ての業者が、全ての店舗が、全ての鑑定士やバイヤーが、いろんな事を鑑みながら査定しているという訳ではなく、素人に毛が生えたレベルの知識で、さも詳しいかのような顔をしながら店頭接客しているといった実態も多々ありますので、皆様には是非とも【信用できる古物業者さん】【信頼できる鑑定士さん】とのお付き合いをオススメします。
 
 
以上、豆知識でした。本日はこれにて。