カウンセリングレッスンって、
生徒のなかから考えや想いを十分に引き出して、演奏表現を導くレッスン…
先生に言われたからではなく、
生徒自身が自分のために音楽と向き合えるように…
私もそのようなレッスンを心がけているつもり………
しかし、
今日は、レッスン抜きのカウンセリングをまるまる一時間してしまいました。
ピアノ以前の問題。
小1の女の子、
どうせ分からない、やっても無理、できない。ピアノの椅子に座るなり、ダメダメどん底モード。まだ一音も弾いていないのに…。
しまいに床に大の字かいて、手足バタバタ号泣。
どう声かけても、聞く耳もたず。
今日は疲れているのかな?
レッスンはまた今度にする?
ウギャー!
ママに怒られるから、帰らない!
10分くらい、なだめたり優しい言葉をかけてみるも、
どうせ、ダメ! できない! 無理!
心理学でいうゲーム(ああいえば、こういう。結局、ダメな自分に浸りたい…)に、はまりそうになったので、
ひたすら聴く、聴く、傾聴。
そしてエコー。
言葉を受け止めて、私の口からもう一度繰り返すこと30分。
「だって、お稽古事も習い事もいっぱいなんだもん! 練習する時間ないもん!毎日8時半には寝なきゃいけないんだもん!」
でたー!
やっぱり…。
5時過ぎに帰宅して、
それからお稽古事。
そのあと、お風呂、夕飯、学校の宿題…
確かに、毎日、疲れるね。
もう家で練習しないでいいよ。
その代わり、先生のところに来る日は、ここで、いっぱいピアノ弾こうね。
と、言ったら、少し顔が明るくなりました。
その一部始終を見ていた息子達。
心配して、帰りは、3人でお家までお散歩がてら送りました。
さっきまで、あんなに大騒ぎしてたのがウソのように(笑)
息子達とスキップして帰りました。
心の切り替えの早さ、きっと強味になるね。
先日のカウンセリング勉強会で気付いたことがあります。
リトミックで、ピアノで、
私は、子ども達の、ママ達の、そして私自身の「自信」を育てているんだねって。
ピアノは練習しないと上手にならない。
だから、家で練習しないで良いわけはないけれど、できる状況にないなら、その事で気持ちを潰しちゃいけないよね。
1日5分でも毎日ピアノに楽しく向かえるように…
これからだなぁ~
少しずつ、一歩ずつ、「自信」をつけていくお手伝い。