萩原健一、「風の中のあいつ」天才的な感の良さ | DEJAVU ありのままの私でいたい

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萩原健一、ショーケンとの出会いは、衝撃的だった。

 1978年8月12日、ナゴヤ球場での沢田研二コンサート。ジュリーはたくさんのヒット曲を歌い、会場の熱気が最高潮になったそのとき、ステージに突然、ショーケンが現れたのである。悲鳴のようなファンの歓声に包まれた二人は肩を組み、互いに拍手を送り、歌った。スタンドの後ろの席で必死に背伸びして見た高校1年生の私は、もう何がなんだかわからない。ただ「すごい瞬間を見た」という興奮だけは、しっかり覚えている。

 後になって、この前日、ショーケンのライブにジュリーが飛び入りしていたことを知った。ネットの情報もない時代。グループサウンズ全盛期にザ・タイガースとザ・テンプターズ、それぞれで熱狂的な人気を集めた後、新バンド「PYG」のツインボーカルで活動したものの、あっという間に消滅状態になった。その程度の知識しかなかった小娘の私は、二人がこんなにも仲がいいと目の前で見せつけられて、ひたすら驚いた。


萩原健一と沢田研二は、時代劇でも関係がある。73年、TBSで放送されたショーケン主演の「風の中のあいつ」の主題歌をジュリーが歌っているのである。

 このドラマは、
清水次郎長のライバルといわれた黒駒勝蔵(くろこまのかつぞう)の若き日を描いた30分のシリーズ。甲州黒駒村の裕福な家の勝蔵(萩原)······(割愛)·······



企画ははじめ、ショーケンで清水次郎長を、ということだった。しかし、海道一の名親分と慕われる次郎長より、悪役として描かれることの多い勝蔵を演じたい。本人の希望だった。俳優・萩原健一の天才的な勘の良さはここでも光っている。✨✨✨✨✨✨✨

 73年は、市川崑監督・萩原主演の時代劇映画「股旅」が公開された年でもある。黙太郎(萩原)、源太(小倉一郎)、信太(尾藤イサオ)の三人が男をあげようと渡世人の姿で旅をするが、何一つうまくいかない。底辺に生きる若者のシニカルなストーリーだ。市川崑監督は、製作費の半分を自前で用意することが原則のATGでこの映画を撮るために、フジテレビの「木枯し紋次郎」の仕事を引き受けたという。口にくわえた長い楊枝と顔の古傷が印象的な天涯孤独の渡世人の紋次郎を、監督は当初、沢田研二に演じさせたかった。それはかなわなかったが、紋次郎は大ヒット。そうした経緯で製作できた「股旅」だったが、萩原健一は、監督とはうまくいかなったようだ。

 ナゴヤ球場の衝撃から20年以上たって、ご本人にインタビューの機会を得た私が、最初に聞いたのは、「股旅」の現場が嫌だったという話だった。監督はしばしば「柱にもたれてじっとして」などと、ストーリーと関係ないようなカットを撮る。監督の中にはそのカットが完成した作品にしっかり入っているのだが、俳優としては流れがわからず、イライラする。そういう場面が多かったらしい。いずれにしても、市川崑監督がショーケンとジュリー、二人を時代劇の主役にし



ペリー荻野(ぺりー・おぎの)
1962年生まれ。コラムニスト。時代劇研究家として知られ、時代劇主題歌オムニバスCD「ちょんまげ天国」をプロデュースし、「チョンマゲ愛好女子部」部長を務める。著書に「ちょんまげだけが人生さ」(NHK出版)、共著に「このマゲがスゴい!!  マゲ女的時代劇ベスト100」(講談社)、「テレビの荒野を歩いた人たち」(新潮社)など多数。

デイリー新潮取材班編集

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上記、
2021年2月8日 掲載を「一部?抜粋」。m(_ _)m







萩原健一さん





「岡田以蔵」





「風の中のあいつ」黒駒勝蔵





「岡田以蔵」





「風の中のあいつ」黒駒勝蔵





映画「股旅」
黙太郎&源太





「風の中のあいつ」主題歌:沢田研二さん





「風の中のあいつ」
黒駒勝蔵&玉五郎(前田吟さん)






映画「股旅」
黙太郎(萩原健一さん)
源太(小倉一郎さん)
信太(尾藤イサオさん)









おねがいおねがいおねがい💕💕